SSE4でトランスコードが高速化
Windows 7では、エクスプローラー上で、動画ファイルをポータブルビデオプレーヤーにコピーする際に、プレーヤー側に合わせて自動的にトランスコードする。例えば、HD映像を携帯向けの低解像度なH.264フォーマットに変換する、といったことが可能になる(対応するプレーヤーが必要)。SSE4をサポートしているCPUなら、トランスコードが高速になる。
WestmereでのWindows 7のメリット
IDFレポート Vol.1でも解説したように、WestmereはAES暗号の処理をハードウェアでサポートしている(AES-NI)。またWindows 7では、暗号処理のCrypt APIでWestmereのAES-NIをサポートしている。そのためWestmereを使用した場合、OSが自動でAES-NIを利用して、高速に暗号化/復号化を処理できる。
例えば、Windows 7でHDDを暗号化する「BitLocker」は、Westmereを利用していれば、ハードウェアで高速に処理される。そのため、暗号化/復号化による負荷は大きく削減されて、HDD全体を暗号化してもアクセスが遅くならずに利用できる。
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