東芝のBD参入が世間を賑わせるなかで、DVDレコーダー「ヴァルディア」(VARDIA)の新モデルが発売された。さすがにこのタイミングでBD搭載が間に合うはずもなく、ややがっかりしたのも事実だが、「RD-X9」はある意味、BDなしの弱点を補ってあまりある新機能を備えていた。
それはUSB HDDの増設対応だ。このほか、内蔵HDDも2TBとなり、MPEG-4 AVCによる最長7倍の長時間録画を使えば最大約1322時間の長時間録画も可能になっている。2TBのHDD内蔵で実売価格12万円前後というのは、同容量のHDD内蔵BDレコーダーに比べると1/2以下のお値段。このコストパフォーマンスはなかなか魅力的だ。
また、USB HDD対応は同時に発表された「RD-S304K」(320GB HDD内蔵、実売7万円前後)、「RD-S1034K」(1TB HDD内蔵、実売8万円前後)も同じだ。
バルクのHDDもいけるのか!?
なにはともあれ、USB HDDの使い勝手をチェックしよう。普通なら動作検証済みのサードパーティー製外付けUSB HDDを使うところだが、今回はあえてシーゲイト製のバルクHDDを用意した。3.5インチ/7200回転の1TB HDDで、価格は約1万円。HDDケースには、Grovy製の「SATA2-CASE3.5SL」を使用。こちらの価格が約2千円。
当然、動作検証されていないのだが、まったく問題なく使用できた。約1万2千円で1TB HDDを追加できてしまうのも、汎用のUSB HDDを増設するメリットと言える。