賢い日本語入力とハードキーでTwitter用にも◎
Boldは海外生まれの端末だが日本語入力が賢い。本体のアプリケーション情報によると、日本語入力システムとしてオムロンソフトウェアの「Advanced Wnn」を採用している。
特に入力モードを意識せずに書けるので、Twitterなどのコミュニケーション端末としては理想的だ。たとえばかなモードのまま「blackberry」と入力すると「bぁckべrry」と表示されるが、変換候補の中には「blackberry」という選択肢が表示される。一刻でも早く投稿したいときに便利な機能だ。
アプリの入手はハードル高し
他プラットフォームのスマートフォンと同様に、アプリの追加でさらに便利になるBoldだが、肝心のアプリの入手環境が未整備な点が残念でならない。たとえば公式ストア「BlackBerry App World」は今のところ日本では利用できない(日本語版のBoldでは同ストアを利用するための専用アプリをダウンロードできない)。また記事執筆時点では、非公式のアプリストアである「BerryStore」も、画面がホワイトアウトして利用できなかった。
こうなるとあとは「CrackBerry.com」や「Blackberry Freeware」といった海外のアプリ配布サイトから、自力でダウンロードするしかないのが実状である。
ドコモはスマートフォン向けのアプリストアを年内に試験的に立ち上げ、2010年度には正式提供することを表明している。もっともBlackBerryも対象になるかどうかは微妙だが、ここは素直にドコモサイドの努力に期待するほかないだろう。
活用するための環境は未整備だが
文字入力や操作性など端末としては魅力的
iPhoneと比較するとアプリ面での敷居の高さは否めない。しかし、片手操作や文字入力の面ではBoldの方が優れている。特にPCのメールやTwitterなどのコミュニケーション端末としては、想像以上に便利に使えそうだ。
