AMDの未発表GPU「Radeon HD 4730」を搭載した初のビデオカードがPowerColorと玄人志向から発売となった。販売価格が約1万円のミドルレンジクラスの製品だ。
6ピン×2装備の不思議なGPU「Radeon HD 4730」
モデルナンバーから推測すると、人気のため品薄が続いている「Radeon HD 4770」の下位モデルというポジションとなるが、基板上には6ピン補助電源コネクタを2基搭載(「Radeon HD 4770」は6ピン補助電源コネクタ1基)する
「Radeon HD 4730」の詳細については未発表のため不明。モデルナンバーから推測すると、人気のため品薄が続いている「Radeon HD 4770」の下位モデルというポジションとなるが、基板上には6ピン補助電源コネクタを2基搭載(「Radeon HD 4770」は6ピン補助電源コネクタ1基)するなど不明な点も多い。
メーカーの製品紹介によると、Stream Processor数は640基。コア/メモリクロックは900MHz/1800MHz(データレート3.6Gbps)で、搭載メモリはGDDR5 512MB、メモリインターフェイス128bit。以下は推測だが、新プロセスの40nmで製造される「Radeon HD 4770」の品薄を解消するために、従来の55nmプロセスの「Radeon HD 4830」をベースに開発されたGPUといえそうだ。
発売されたのはPowerColor「AX4730 512MD5-P」と、玄人志向「RH4730-E512HW/HD」の2モデル。いずれも2スロット占有タイプの冷却ファンを搭載し、前述したように6ピン補助電源コネクタを2基搭載。ブラケット部の構成がDualDVI/HDTV-OUTとなる。価格は以下の通り。
約1万円程度と「Radeon HD 4770」搭載製品(実売価格は約1万2000円中盤)よりは安価だが、やはりこのクラスで2基の6ピン補助電源コネクタを必要とする点はいただけない。品薄続きで入手が難しい「Radeon HD 4770」だが、毎週若干の入荷はある。ある程度根気強く入荷を待てるのなら、よほど「Radeon HD 4730」が安くならない限りは「Radeon HD 4770」をお勧めする。
価格 | ショップ |
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PowerColor「AX4730 512MD5-P」 | |
¥10,473 | クレバリー1号店 |
¥10,980 | アーク |
玄人志向「RH4730-E512HW/HD」 | |
¥9,980 | ドスパラ秋葉原本店 |
¥10,980 | アーク ツクモパソコン本店 |
