気になるサービスエリアは7月1日の開始時点では、首都圏、名古屋、関西の3エリア。細かく見ていくと名古屋市内はほぼエリア内になっているものの、関西については「まだ難航している」とのことで穴が目立つ状況。そこで、お試しサービスとして15日間データ通信カードの貸し出しと接続サービスを無料で提供する「Try WiMAX」を開始する。
WiMAXの登場はイーサネット、無線LANに続く
ネットワークにおける第3の大きな革命
その後、WiMAXの規格化を含めて積極的に推進してきたIntel主席副社長 のショーン・マローニ氏も登壇。WiMAXはイーサネット、WiFiに続く「コミュニケーションの第3の波になる」と発言。
インターネットが生活の中心となる中で、一般的な携帯電話と比較して、スマートフォンは30倍、ノートPCは450倍もの帯域を消費する。このような環境ではWiMAXは不可欠であるとする。
最後の質疑応答においてUQコミュニケーションズの田中社長は、UQ WiMAXのサービスの一番の魅力について「スピード」であるとし、3Gとは次元の違うスピードを提供することで、新しい世界を作っていきたいと語った。また、今年度末での加入者数は数十万クラスの数字を目標としているとのことだ。
なお、イー・モバイルのようなネットブックとのセット販売モデルについては、ネットブックの普及に貢献したイー・モバイルについて「尊敬はする」としながらも、デバイスとネットワークにおけるオープンモデルを推進していく同社としては「有り得ない」と断言。一方、MVNOの事業者が展開するケースについて当然考えられるとした。