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オープンなモデルで多彩な企業が製品やサービスをリリース

UQ WiMAX、7月から正式サービス 対応製品も続々登場

2009年06月08日 19時27分更新

文● ASCII.jp編集部

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 気になるサービスエリアは7月1日の開始時点では、首都圏、名古屋、関西の3エリア。細かく見ていくと名古屋市内はほぼエリア内になっているものの、関西については「まだ難航している」とのことで穴が目立つ状況。そこで、お試しサービスとして15日間データ通信カードの貸し出しと接続サービスを無料で提供する「Try WiMAX」を開始する。

7月1日の時点では、まずは東名阪エリアからスタート。UQコミュニケーションズがみずから認めるように、関西圏は現時点ではまだ弱め。今後の拡大がこれからの課題となる

WiMAXの登場はイーサネット、無線LANに続く
ネットワークにおける第3の大きな革命

 その後、WiMAXの規格化を含めて積極的に推進してきたIntel主席副社長 のショーン・マローニ氏も登壇。WiMAXはイーサネット、WiFiに続く「コミュニケーションの第3の波になる」と発言。

 インターネットが生活の中心となる中で、一般的な携帯電話と比較して、スマートフォンは30倍、ノートPCは450倍もの帯域を消費する。このような環境ではWiMAXは不可欠であるとする。

スマートフォンやPCで拡大する帯域

日本におけるUQコミュニケーションズとの協業のみならず、世界においてWiMAXを積極的に推進しているIntel。スマートフォンやPCは携帯電話とは比べものにならない帯域が必要とされているという

2010年度末で8億人を目標とする

WiMAXは現在世界では4億3000万人の人口をカバーしているが、2010年末までにはその数値を8億人にすることを目標としている

 最後の質疑応答においてUQコミュニケーションズの田中社長は、UQ WiMAXのサービスの一番の魅力について「スピード」であるとし、3Gとは次元の違うスピードを提供することで、新しい世界を作っていきたいと語った。また、今年度末での加入者数は数十万クラスの数字を目標としているとのことだ。

 なお、イー・モバイルのようなネットブックとのセット販売モデルについては、ネットブックの普及に貢献したイー・モバイルについて「尊敬はする」としながらも、デバイスとネットワークにおけるオープンモデルを推進していく同社としては「有り得ない」と断言。一方、MVNOの事業者が展開するケースについて当然考えられるとした。

ThinkPad X301

レノボはWiMAXモジュール内蔵モデルとして、ThinkPad X200とX301を参考展示。ThinkPad専用のネット接続ユーティリティで接続されている様子が確認できた

VAIO

ソニーのVAIOシリーズは「type Z」シリーズが参考展示されていたが、「type P」シリーズへの搭載もアナウンスされた

インテル製モジュール

無線LANとWiMAXが一体化されたインテル製モジュール「WiMAX/WiFi Link 5150」。無線LANのように今後ノートPCの標準機能となっていくのだろうか

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