「00XY」はケータイ→ケータイよりも得!
……の場合もある
とりあえず「00XY」を付けると大変お得であることはわかったが、前回の本連載で紹介したケータイ→ケータイの最安コースと比較してみよう。基本料金を含めるケースでは、まだケータイ→ケータイの料金を下回ることはできないが、その差は随分縮まった。
一方、「固定電話の基本料金は固定費」と考えて、基本料金を除いたケースでは、ケータイからの方がお得になる境目は、おおよそ約230~250分以上となる。
毎日10分程度、もしくは週に1回1時間以上電話するような、特別に仲のよい親子ならともかく、普通に週1回5分を電話で話す程度であれば、「00XY」を付けた固定電話から通話するほうがお得だ。そもそも月に何時間も通話するような家族の場合、キャリアを統一して家族割系サービスを利用すれば24時間定額になり、ずっとお得であることは前回も紹介したとおりだ。
「プラチナ・ライン」でさらに得する
ちなみにここまで紹介したNTTコミュニケーションズの料金は「プラチナ・ライン以外」という但し書きが必要となる。
プラチナ・ラインはここまで説明してきたサービスとは異なり、別途申し込みが必要であり、また識別番号を付加しなかった場合、自動的にNTTコミュニケーションズの回線が選択される「マイラインプラス」の登録も必須となる。
プラチナ・ラインでは固定電話間の通話代など、さまざまな変更が生じるので、今回はあくまで例外的な扱いとしたが(なので、ケータイ以外の通話料なども含めて、総合的に検討した上で申し込んでほしい)、ケータイ電話向けの通話料はさらに安く、すべてのキャリアについて、17.325円/分→16.8円/分となる。
ドコモのケータイへ電話するのならNTT東日本の「0036」同等で、ソフトバンクのケータイへ電話するなら「プラチナ・ライン」+「0033」が最も安くなる計算だ。
またKDDIについても、マイライン登録などと組み合わせる「だんぜんトークII DX」「だんぜんトークII」の申し込みで通話料がau宛の通話料が16.45875円/分になる。こちらも手続きが必要なので、ただ番号を追加するだけという気軽さは無くなってしまう。
もはや固定電話からケータイに電話するときに欠かせない存在であることがわかった「00XY」。自分で使うのはもちろん、実家に帰ったときには固定電話の近くにでもメモを貼り付けて、両親にも使ってもらってはどうだろうか。
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