最長約10時間もの稼働が可能な大容量バッテリー
コンパクトで使い勝手がよくても、バッテリー稼働時間が短ければモバイルパソコンとしての魅力は半減してしまう。しかしFMV-BIBLO LOOX U/C50Nは標準バッテリーでも約5時間、「内蔵バッテリパック(L)」を選択すれば最長約10時間もの長時間稼働が可能だ。
特に内蔵バッテリパック(L)を選べば、1日中外出するような場合でもバッテリーのことを気にせずに使える。外出先でバッテリーの残量が数%になり、慌てて作業中のファイルを保存したという人は多いはず。しかし、FMV-BIBLO LOOX U/C50Nならこうした心配をすることなく集中して作業を進められる。
さらにパソコンとして見た場合の基本性能の高さも特徴である。CPUにはハイパースレッディング対応の「Atom Z550」(2GHz)を採用。メモリーも1GB搭載しており、OSのWindows XP Home Edition(SP3)を動作させるには十分だ。
無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/nまたはb/g/n)の搭載/非搭載の選択ができるほか、標準でBluetooth 2.1+EDRもサポートしているため、ネットワークだけでなくヘッドフォンやキーボードなどの周辺機器をワイヤレス化することも可能だ。ウェブカメラを標準で内蔵するほか、FMトランスミッターも搭載しており、カーオーディオやラジオ内蔵AVコンポなどに音楽を飛ばすこともできる。
そのほかのインターフェースは、CFとSDメモリーカードのそれぞれのスロットやUSB 2.0、マイク/ヘッドホン端子などが装備されている。筐体がこれだけコンパクトであることを考えると、十分な装備だと言えるだろう。
サブ機として非常に魅力的
富士通 WEB MARTの最小構成(Atom Z550、1GBメモリー、60GB HDD、無線LANなし、標準バッテリー)で価格は11万3800円。キャンペーンのクーポンを適用すれば10万円を切る価格で購入できる(6月18日現在)。
ノートパソコンを持ち運ぶ際、重量が1kgを切ると体感的に負担を感じないが、FMV-BIBLO LOOX U/C50Nの重さはその半分強といったところであり、一般的なノートパソコンとは次元の違う高い携帯性を実現している。
外出先で使うモバイルパソコンとして、メールチェックからOffice文書の簡単な編集までこなせてしまう性能を持っている。価格的にもお手頃なので、サブ機として購入を検討する価値は十分にあると思う。
なお、下位モデルで、CPUに「Atom Z520」を搭載する「U/C30N」は、富士通 WEB MARTで最安6万円台半ばで購入できる(6月18日現在)。CPU以外に、FMトランスミッターやウェブカメラを搭載しないという違いがあるが、コストパフォーマンスを重視するならこちらもおすすめだ。