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ここがスゴいぞっ! iLife ’09 第4回

GWの写真、iPhoto「スライドショー」で楽しもう!

2009年05月01日 19時00分更新

文● 小原裕太

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6種類から「テーマ」を選んで自己流アレンジ

 基本的な再生方法が分かったら、iPhotoスライドショーの神髄である「テーマ」のアレンジを試してみよう。スライドショーを作るというと、写真を選んで視覚効果をクリックして……と、どうしても面倒な操作を想像しがちだが、iPhotoなら至ってカンタン。

 先ほどスライドショーの再生前に表示された「スライドショーパネル」で「テーマ」タブを選び、クラシック/Ken Burns/スクラップブック/破片/スライドパネル/スナップショット──といった6種類から選ぶだけだ。写真の動き方やトランジション、背景、BGMといった設定があらかじめセットされており、このテーマを変えるだけでもずいぶんとスライドショーの印象が変わってくる。

テーマタブ

iPhoto '09の新機能である、スライドショーパネルの「テーマ」タブ。各テーマ上にマウスポインタを重ねると、アニメーションでテーマの動作をプレビューしてくれる。この辺、アップルらしい心憎い演出だ

テーマを適用すると、スライドショーに背景が付いたり、写真がアニメーションしながら表示されたり、といった凝った見せ方ができる。左の画像は額縁に入った写真が次々と現れる「スクラップブック」。右は写真が砕け散るような派手なアニメーションで切り替わっていく「破片」だ

 もっと細かくアレンジしたければ、「」や「設定」タブを活用してみよう。「曲」タブでは、BGMとしてiTunesのライブラリに登録してある曲や、GarageBandで自作した作品が使える。

 「設定」タブでは、写真の表示時間などが調整可能だ。BGMと写真の切り替えをシンクロさせるだけで、スライドショー全体がカッコよく見えてくるので、ぜひともこだわっておきたいところ。写真をランダムに表示したいときも、この設定パネルを使う。

曲タブ

BGMを設定する「曲」タブ。目当ての曲があるときは、検索欄にキーワードを打ち込んで検索しよう。「スライドショー用のカスタムプレイリスト」にチェックを入れると、iTunes、GarageBand、プリセットの曲の中から好きな曲をまとめたオリジナルプレイリストを作れる

設定タブ

「設定」タブでは、写真の再生時間、BGMとのシンクロ再生などを指定する。写真のシャッフル・リピート再生の設定も可能だ



細かな「トランジション」でグッと来る演出を

トランジション

スライドショーパネルの「設定」タブで「トランジション」にチェックを入れると適用できる。1枚1枚設定するほか、ランダムに適用することも可能だ

 クリエイティブ心を刺激されて、もっとこだわりたくなったなら、トランジションをアレンジしてみよう。

 Macで作るコンテンツは、特にトランジションが目を引くものが多い。ムービー編集ソフトの「iMovie」にしろ、プレゼンテーション作成ソフトの「Keynote」にしろ、トランジションに重点が置かれている。筆者もよく「Macならこんなことができるよ」というデモをする際に使うほど、Macの各アプリで利用できるトランジションはド派手で、しかも美しい。

 iPhotoでも、「クラシック」と「Ken Burns」のテーマを選んだ場合に13種類のトランジションを指定できる。スライドショーにメリハリを付ける上でも有効なので、ぜひとも利用してみよう。

モザイク反転

写真がタイル状に反転し、次の写真に切り替わるトランジション「モザイク反転(大)」

キューブ

Macのアニメーション効果の代名詞(?)、写真がサイコロの目のように回転して切り替わるトランジション「キューブ」

波紋

写真がユラユラとゆがみながら消えていき、次の写真が現れるトランジション「波紋」

ページめくり

紙焼きの写真をペラっとめくるようなトランジション「ページめくり」

渦巻き

写真がグルグルと回転しながら小さくなり、次の写真がこれまたグルグル回転しながら大きくなるトランジション「渦巻き」

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