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Nettopでゲームも快適!? Acer AspireRevo

2009年04月09日 16時00分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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Acer「AspireRevo」

ION搭載でNettopの常識を破るパフォーマンスを発揮するNettop、Acer「AspireRevo」

 4月8日に中国北京で開催された台湾エイサー社のイベントでは、興味深い新製品の数々が発表された。長時間駆動のモバイルノート「Aspire Timeline」はその筆頭だが、第2の目玉商品と言うべきものが、新Nettop(超低価格デスクトップ)「AspireRevo」だ。

 AspireRevoは容積1リットル程度の超コンパクトボディー(詳細なサイズと重量は未公表)に、Atom CPUと米NVIDIA社の低価格パソコン向けGPU内蔵チップセット「IONグラフィックスプロセッサ」(以下ION)を組み合わせた、新しいタイプのNettopである。

液晶ディスプレーの横に置いてもこんなに小さい

容積1リットルというだけあって、液晶ディスプレーの横に置いてもこんなに小さい

 一般的なNettopは、GPUにAtomと組み合わせるインテル製チップセット(Intel 945GS Expressなど)を使用しているので、グラフィックス性能は低い。そのため3DゲームやフルHD動画の再生にはまったく向かない。それに対してAtom+IONを採用したIONプラットフォームのNettopでは、DirectX 10対応のGeForce 9400クラスのGPU(関連記事)を内蔵するチップセットにより、ゲームやフルHDの動画デコードにも対応可能なパワーを発揮する。「性能的には最低限」といったNettopのイメージを払拭するものだ。

 薄型で縦置き前提のボディーには、前面側にメモリーカードスロットとeSATA/USBポートを、背面側にはUSB×4とGigabit Ethernet対応LAN、そしてHDMI出力端子を備える。大画面テレビとの組み合わせも容易だ。エイサーでは小型のボディーを生かして、液晶ディスプレーの背面に装着するようなユーセージモデルも提案している。

本体前面

本体前面。eSATA/USBポートを備えるなど、拡張性も意外にある

本体背面

本体背面。ぎっしりならんだUSB×4と、HDMI出力の標準装備が目を引く

液晶ディスプレーの背面に装着したデモ機

専用マウントを使用して、液晶ディスプレーの背面に装着したデモ機。Nettopの新しいユーセージの提案として興味深い

 想定されているスペックは、CPUにAtom 230(1.60GHz)かデュアルコア版のAtom 330(1.60GHz)、4GBのメモリー、SATA接続のHDDまたはSSD、IEEE 802.11b/g(n対応もあり)などとなっている。光学ドライブは内蔵しない。

 日本での発売予定や価格は未定だが、日本での発売も期待してよさそうだ。

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