台湾エイサー社は8日、中国北京にて開催されたプレスイベントにて、新しい薄型モバイルノート「Aspire Timeline」(以下Timeline)を発表した。光学ドライブを内蔵する薄型ボディーながら、8時間以上のバッテリー駆動時間を確保するなど、優れたモビリティーとコストパフォーマンスの両立を特徴としている。
Timelineのコンセプトと特徴を説明した同社モバイルコンピューティング部門担当副社長のキャンプベル・カン(Campbell Kan)氏は、コンシューマーがノートパソコンに求める最大の要素は6時間を超えるバッテリー駆動時間にあるという分析を披露。これに応えるべく、8時間以上のバッテリー駆動時間を実現しながら、薄型軽量かつデザイン的にも優れ、さらに低価格の製品として開発されたのがTimelineシリーズである。
Timelineはディスプレーサイズ別に3種類のバリエーションが用意される。最小のものは13.3型ワイドの「3810T」で、ほかに14型ワイドの「4810T」、15.6型ワイドの「5810T」がラインアップされている。サイズは3810Tの場合、幅322×奥行き228×高さ28.7(最薄部23.4)mmで、1インチ(約25.4mm)程度の薄型化を実現。重さは約1.6kgで十分モバイルユースに使える程度に抑えている。これで光学ドライブまで内蔵しているのだから、たいしたものだ。ちなみに、最大サイズの5810Tはさすがに大きく、高さが29.7(最薄部24.8)mm、重さは約2.4kgと、日常的に持ち歩くのはつらそうだ。
CPUはいずれもCore 2 Duoの超低電圧版を搭載。液晶ディスプレーはLEDバックライトを搭載し、米インテルの電力管理技術「Display Power Saving Technology」(DPST)を採用することで高度な電力管理を実現。プラットフォーム全体で7W程度までの省電力化されているという。またACアダプターも省電力化されており、スリープモード時には0.1W程度の消費しかしないとのこと。
