Netbook「Aspire One」(関連記事)が好調な日本エイサー(Acer)が、東京都内で報道関係者向けのイベントを行ない、今後発売が予定される新製品の数々を披露した。いずれも正式発表ではないので、価格や発売時期については未定だが、Aspire Oneのニューモデルなど、人気を呼びそうな新製品が目白押しである。
10.1型ワイドディスプレーの新Aspire One
すでに米国で発表されているAspire Oneシリーズの新製品が、日本で披露された。ディスプレーサイズの大型化が特徴で、10.1型ワイド液晶ディスプレーとなっている。
マウスボタンはパッドの左右から、オーソドックスな下側の配置に変更された。ヒンジ部サイドのアクセントなど、本体デザインも全体的に精悍さが増した。
海外で話題となっている新CPU(Atom N280)を搭載するモデルについては、ただちに日本で販売されることはなさそうだ。CPUの供給量がタイトで、十分な生産台数を確保するのが難しいとのこと。今後に期待したい。
静音動作のWindows Home Serverマシン
「Aspire easyStore Home Server」は、Aspireブランドを冠したWindows Home Server(WHS)搭載のホームサーバーマシンである。パソコンをベースとしたWHS搭載機は日本でも数社から発売されているが、easyStoreはWHSの専用機である。
easyStoreは4台の3.5インチHDDスロットを搭載。WHSの機能により、複数台の容量の異なるHDDを、1つのボリュームとして扱える。CPUにはAtomを使用しており、静音性を重視した設計だ。ファンノイズなども小さいという。
WHS専用機であるため、本体にディスプレーやキーボードをつないでパソコン的に使うことはできない。
アンダー10万? の一体型デスクトップ
Acerに買収されたゲートウェイブランドのディスプレー一体型パソコンも出展されていた。米国でもまだ発売されていない製品で、「ZX」シリーズと銘打たれている。
いわゆるNettopだが、詳細な仕様は不明。ディスプレーはアスペクト比16:9のワイド型で、アプリケーション起動キーなどの役目を果たすタッチスイッチが配置されている。キーボードやマウスは有線タイプで、本体背面に大きめのスピーカーを搭載している。
気になる価格は10万円より下を想定している。据え置き型パソコンとして使うなら、Netbookよりもこちらのほうがディスプレーサイズが大きい分だけ、使いやすそうだ。
