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古田雄介の“顔の見えるインターネット” 第45回

世界最強の危険リンク集を作った「常識人」の姿とは?

2009年04月13日 12時30分更新

文● 古田雄介

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 個人が運営するサイトの多くは、長年続けるほどに管理人独特のカラーをまとっていく。このため、ほのぼのしたサイトなら穏やかな、過激なサイトなら攻撃的な管理人像がイメージしやすいが、今回話を伺った「世界最強の危険リンク集」の管理人であるHIDE氏は、物腰の落ち着いたとても常識的な男性だった。

 世界最強の危険リンク集は1997年11月3日にスタートした、アングラ系コンテンツの巨大なリンク集だ。収録したサイトの数はHIDE氏すら把握していないほど膨大で、現在もコンスタントに更新が続けられている。しかし、今後の目標について問うと、HIDE氏は「無理なのは分かっていますけど、昔に戻りたい」と答えた。

 それは郷愁の情なのか、現在のネット社会に対する警鐘なのか。顔の見えるインターネット 第45回は、10年以上続くアングラサイト管理人から見たネット社会の変遷を覗いてみたい。

世界最強の危険リンク集

 ネット系の便利ツールを紹介する「INTERNET情報から実用TOOL」から、アングラ系サイトやセキュリティ系問題を扱う「多くの怪しい情報やネット犯罪」「この技術を自己防衛のために使って」など、幅広いコンテンツを扱う。

 兄弟サイトに2007年開設の「世界最強ランキング」や、2000年開設の「世界最強のエロリンク集」などがある。また、ソーシャルニュースサイト「PixNEWS」も運営している。

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