このページの本文へ

“MIMO”を採用した初のIEEE 802.11g/b無線LANブロードバンドルーターがバッファローから

2005年02月19日 23時44分更新

文● 増田

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 複数のアンテナでデ-タの送信/受信を行うことで、従来の無線LANと比べ高速化できるという“MIMO(Multiple Input Multiple Output)”技術を採用した無線LANブロードバンドルーターがバッファローから登場した。

MIMO
“MIMO(Multiple Input Multiple Output)”技術を採用した製品が発売されるのは今回が始めて
MIMOの仕組み
MIMOの仕組みも、パッケージ裏面で分かり易く説明されている

 “MIMO(Multiple Input Multiple Output)”とは、複数のアンテナでデータの送信/受信を行ない、データの合成や復号を行なうことで、従来の54Mbps無線LANと比べ2倍の108Mbps(理論値)に高速化するとともに、障害物の多いマルチパス(反射波)環境下でも安定した通信を行なえるようにするという技術。
 今回発売された「WZR-G108/P」は、無線LANブロードバンドルーター「WZR-G108」とカードバス対応の無線LANカード「WLI-CB-G108」をセットにした製品だ。10/100BASE-TX対応の4ポートスイッチングハブ機能を搭載しており、有線時のスループットも94Mbps(FTP実測値)と高速。また、バッファローのウェブサイトによると「IEEE802.11gと互換性があるだけでなく、従来環境と組み合わせた場合でも通信の安定性向上によって、結果として高速化がはかれる場合がある」という。アクセスポイント、もしくはパソコン側の無線LANをMIMOにするなど、どちらか一方の交換でも効果はあるとしている。価格はラオックス PC・DO SHOPで3万4800円となっている。

「WZR-G108」 スイッチングハブ
無線LANブロードバンドルーター「WZR-G108」10/100BASE-TX対応の4ポートスイッチングハブ機能を搭載しており、有線時のスループットも94Mbps(FTP実測値)となかなか高速だ
「WLI-CB-G108」 「WZR-G108/P」
無線LANカード「WLI-CB-G108」。どちらか一方を使用するだけでも高速化されるという“MIMO”採用製品第1弾となったのはバッファロー。「WZR-G108/P」は、無線LANブロードバンドルーター「WZR-G108」とカードバス対応の無線LANカード「WLI-CB-G108」をセットにした製品だ
【関連記事】
【取材協力】

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ