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【Macworld Expo 2005 Vol.1】超小型500ドルMacと噂のフラッシュメモリ版iPodが登場!――Macworld Expo基調講演 ハードウェア編

2005年01月12日 21時17分更新

文● 編集部 小西利明

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iPod shuffleの値段が公表された瞬間に響いた歓声は、基調講演中で最大のものだったのではなかろうか。それほどインパクトのある価格設定だ 中央の交差した矢印マークは、iPod shuffleのシンボルマーク
iPod shuffleの値段が公表された瞬間に響いた歓声は、基調講演中で最大のものだったのではなかろうか。それほどインパクトのある価格設定だ中央の交差した矢印マークは、iPod shuffleのシンボルマーク

基調講演の最後の最後まで明らかにされず、来場者をやきもきさせた噂の“フラッシュメモリ版iPod”が、講演の最後にようやくジョブズ氏によって発表された。その名も『iPod shuffle』(アイポッドシャッフル)。iPod、iPod mini、iPod Photoに続く第4のiPodである。

iPod shuffleの特徴は、バッテリーを内蔵しながら小型薄型のボディーと、徹底的な低コスト化、そして新しい『iTunes』ソフトウェアの“AutoFill”機能にある。ボディーのサイズは幅25mm、奥行き8.5mm、高さ85mmで、重さはわずか22g。なんと1オンス(約28.35g)よりも軽い。この中に最長12時間の連続再生が可能なバッテリーまで内蔵されているのだから驚きだ。内蔵するフラッシュメモリー容量は512MB、または1GB。パソコンとの接続はUSBで、USB大容量記憶装置デバイスとして、音楽以外のデータをコピーしておくことも可能だ。充電はパソコンと接続した状態で、USB経由で行なわれる。再生可能な音楽フォーマットはMP3、MP3 VBR、AAC、プロテクテッドAAC。また著作権保護されていないWMA形式も、iTunesの変換機能でAACに変換することでiPod Shuffleで再生可能になる。

“iPod shuffleはガムよりも小さく、1オンスよりも軽い”と抜群の小ささ軽さを誇る パソコンとの接続はUSBを使用。内蔵バッテリーだけで最大12時間の再生が可能
“iPod shuffleはガムよりも小さく、1オンスよりも軽い”と抜群の小ささ軽さを誇るパソコンとの接続はUSBを使用。内蔵バッテリーだけで最大12時間の再生が可能

一般的なフラッシュメモリータイプの携帯型デジタルオーディオプレーヤーには、小さな液晶パネルが付いていて、曲面や再生中の情報などが表示される。しかしiPod shuffleには、一切ディスプレーの類が付いていない。かろうじてあるのは、操作状態やバッテリー残量を表示するためのLEDが数個だけ。曲名はおろか時間表示も何もない。“文字表示だけの小さい液晶パネルじゃ、付いていても使いにくいだけでしょう”というわけだ。「それじゃあどの曲を再生しているか分からないじゃないか」という意見もあるだろうが、自分の携帯オーディオプレーヤーで再生されている曲名くらいは、液晶パネルなど見なくても分かると考えれば、コストダウンのためにパネルは付けないというのもありだろう。しかしここまでシンプルな携帯オーディオプレーヤーは、“iPodだから商品として許される”という印象もある。他社の製品ではおそらく売れないだろう。

またiPod shuffleにはプレイリストの選択といった機能もない。逆にリストを選択するというより、iPod shuffle内に転送された曲すべてをシャッフルして、ランダムに選ばれる曲を楽しみましょうというコンセプトの製品なのだ。プレイリストはないものの、任意の順番どおりに曲を再生する機能はある。

iPod shuffleに付属の『iTunes 4』(4.7.1.30)から、iPod shuffle内の曲を見たところ。順番どおりの再生を行なう場合は、上から順に再生される
iPod shuffleに付属の『iTunes 4』(4.7.1.30)から、iPod shuffle内の曲を見たところ。順番どおりの再生を行なう場合は、上から順に再生される

AutoFill機能とは、すでにiTunes内にたくさんの音楽データが登録されているときに役立つ機能だ。iPod shuffleのメモリー容量はフラッシュメモリータイプの携帯オーディオプレーヤーとしては大きい。しかしHDDタイプほどではないので、転送する曲は容量に収まるよう選ばなくてはならない。AutoFill機能を有効にしていると、iTunes内の全曲、あるいは指定したプレイリストの曲から、iPod shuffleのメモリ容量にぴったり収まる数の曲を自動で選び出し、それを転送する。つまり曲がたくさんある場合、ユーザー自身はiPod shuffleに何が転送されるかは、転送されるまで分からないというわけだ。賛否両論あるだろうが、アイデアとしては面白い。

iPod shuffleの操作系。マニュアルもいらないほど簡単だ。裏側には電源スイッチやバッテリーチェックスイッチが付いている。
iPod shuffleを首からさげるジョブズ氏。ネックストラップは本体に付属する オプションで写真左のようなアームバンドも用意される
iPod shuffleを首からさげるジョブズ氏。ネックストラップは本体に付属するオプションで写真左のようなアームバンドも用意される
オプションで、単4電池2個を収納可能な『USB電源アダプタ』(3570円)も発売される
オプションで、単4電池2個を収納可能な『USB電源アダプタ』(3570円)も発売される

iPod shuffleの価格は、512MBモデルが99ドル(日本での販売価格は1万980円)、1GBモデルが(同1万6171円)。米国では11日に販売開始をしており、当日サンフランシスコのApple Storeでは、iPod shuffleを買い求める人が店内で列をなすほどの反響だった。日本でも今週末より出荷を開始するとのこと。低価格と手軽さを武器に、iPod、iPod miniに続く人気商品となれるだろうか。今後に注目したい。

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