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Mac mini

必要最小限の機能が凝縮した超コンパクトマシン

2005年03月12日 21時30分更新

文● 岸本真二郎

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米国サンフランシスコで行われた“Macworld Expo 2005”で話題になった『Mac mini』だが、日本国内では1月29日から販売開始となり、現在では比較的入手しやすくなっている。

Mac mini

これまでアップルコンピュータ(株)の製品のラインナップでは、『iMac G5』、『eMac』といったディスプレイ一体型を除いたデスクトップ型のMacでは、『Power Mac G5』というかなり大きめの本体の製品が用意されているのみであった。もちろん性能的には十分なのだが、よりコンパクトなマックとなると、あとはノート型(これもディスプレイを含むのだが)のみということで、以前に販売されていた『G4 Cube』のようなディスプレイを接続するコンパクトなデスクトップ製品が存在しなかったのだ。日本のようなシビア(?)な住宅環境を考えると、仕事目的以外でPower Mac G5を自宅で使用するというのはなかなか厳しい。そのような状況でのMac miniの登場は、Macintoshユーザーだけでなく、静音化や省スペースといった話題の多いWindowsユーザーにも注目されている。またMac miniは、製品本体にキーボード、マウスを含まないという、これまでにない製品パッケージとなっている。

■コンパクトなボディに必要最小限の機能が凝縮

今回アップルコンピュータ(株)からお借りした評価機は、CPUが1.42GHz、メモリーが1GB、Bluetoothを含むワイアレスオプション、スーパードライブ(DVD±R/CD-RW)という、アップルのオンラインストア“Apple Store”で選択できるBTOオプションを全て含む内容のものである。本体のサイズは、すでにさまざまな雑誌やWebサイトで紹介されているように、縦横ともに16.51cm、高さが約5cmと非常にコンパクトになっている。5インチベイに収納するCD-ROMドライブを少し大きくした程度の大きさである。実装密度としては、ノートパソコンなどと比べると極端に高いわけではないのだろうが、この中に光学ドライブ、冷却用ファン、パソコンで使用するのと同じ拡張メモリなどが格納されていることを考えると驚きである。本体の重量はおよそ1.3kgだが、この実装密度の高さのためか、手に持つと意外とずっしりとした感じを受ける。本体の底面には全体にラバーが張られている。本体の上面にはアップルのロゴマークがプリントされている。本体の上についものを置いてしまいそうになるのだが、ユーザーズガイドでは本体上面にはものを置かないように注意書きがされている。光学ドライブの動作に影響するほか、特にAirMac ExtremeやBluetoothを利用する際はワイヤレス信号の妨げとなる可能性があるという。

Mac miniにディスプレイとキーボード、マウスを接続したところ。本体が小さいので、置き場所に困ることはないだろう。USBポートの数が少ないのが残念
Mac miniにディスプレイとキーボード、マウスを接続したところ。本体が小さいので、置き場所に困ることはないだろう。USBポートの数が少ないのが残念
Mac miniの背面にケーブルを接続したところ。ディスプレイケーブルに若干引っ張られる感じになる。DVI-VGAアダプタを使用するとその分奥行きをとられてしまう
Mac miniの背面にケーブルを接続したところ。ディスプレイケーブルに若干引っ張られる感じになる。DVI-VGAアダプタを使用するとその分奥行きをとられてしまう

前面には光学ドライブのスロットと白色LEDのパワーインジケータだけで、HDDのアクセスランプなどはついていない。本体がスリープ状態になるとこのインジケータが点滅する。最近のパソコンではUSBコネクタやヘッドフォン、マイク端子などが全面に配置されている場合が多いのだが、これらのコネクタは全て背面にまとめられている。背面は電源スイッチ、USB 2.0×2、FireWire(IEEE1394)、Ethernet、モデム、ビデオコネクタ、ヘッドフォンコネクタが並んでいる。電源スイッチが背面にある点がユニークだが、これは電源スイッチによるオン/オフは行なわず、使わないときにはスリープ(Windowsのサスペンドに相当)にしようという意図なのだろう。この電源スイッチはノートパソコンと同様で、システムが動作している際にはスリープボタンとして機能する。長押しすると強制的な電源オフとなる(設定を変更することも可能)。オーディオ機能については、ヘッドフォンコネクタしか用意されていないので、マイクを接続したい場合(iChatを実行する場合など)は、USBで接続するオーディオデバイスやFireWire経由でiSightなどを利用する。

ディスプレイの設定。800x600ピクセルから2304x1728ピクセルまで広範囲の解像度をサポートしている
ディスプレイの設定。800x600ピクセルから2304x1728ピクセルまで広範囲の解像度をサポートしている
Windowsのタスクマネージャに相当するもの。アプリケーションがどの程度リソースを消費しているか把握できる
Windowsのタスクマネージャに相当するもの。アプリケーションがどの程度リソースを消費しているか把握できる

電源アダプタは、最近のノートPCに付属するACアダプタに比べるとかなり大きいが、電源アダプタから本体を接続するケーブルは1.6mほどあり、電源アダプタを床に置いてしまってもテーブルの高さまで十分届く長さになっている。

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