【Macworld Expo 2005 Vol.1】超小型500ドルMacと噂のフラッシュメモリ版iPodが登場!――Macworld Expo基調講演 ハードウェア編
2005年01月12日 21時17分更新
![]() |
---|
MacintoshやiPod及び関連商品の展示会“Macworld Conference&Expo/San Francisco 2005(Macworld 2005)”が、10日~14日(米国時間)の5日間、米国カリフォルニア州サンフランシスコのMoscone Convention Centerにて開催される。主催は米IDG World Expo社。11日午前には米アップルコンピュータ社CEOのスティーブ・ジョブズ(Steave Jobs)氏による基調講演が行なわれ、新Macや新iPod、新しいアプリケーションの数々が発表された。ここでは非常に内容の豊富な講演の中から、まずは注目の新ハードに関する話題をまとめてみたい。
史上最小で最安のMacが登場!
Mac mini
![]() |
---|
例年Macworldでは、斬新なデザインと機能を備えた新Macが発表されて話題を呼ぶが、今回の発表された新Macは、非常に小さなボディーと大胆な低価格が魅力の小型デスクトップパソコン『Mac mini』(マックミニ)であった。エントリーモデルの本体価格は、なんと499ドル!(日本では5万8590円) Macとしては史上最も安価な製品である。本体のサイズは幅と奥行きが16.51cm、高さは約5cm。重さ約1.3kgと、ほとんどノートパソコンのような大きさと重さをしている。エッジが丸みを帯びた銀色と白のボディーは、ハードウェア性能はまったく異なるPowerMac G5に共通するものとも言える。
![]() |
![]() | |
---|---|---|
史上最小のMac『Mac mini』(右)。左のiPod miniと比べると、パソコンとは思えないほどの小ささがよく分かる | Mac miniの箱を誇らしげに掲げるジョブズ氏。箱自体も驚くほど小さく、登場した瞬間は大歓声があがった |
小さくとも、CPUにはPowerPC G4-1.25GHz(または1.42GHz)を搭載し、スロットイン方式のCD-R/RW&DVD-ROMコンボドライブ(DVD-ROM読み込み 最大8倍速、CD-R書き込み 最大24倍速、CD-RW書き換え 最大16倍速)を内蔵している。標準搭載メモリーは256MB、内蔵HDDは40GBと、エントリークラスのノートパソコンとほぼ同等となっている。ディスプレーは付属しないが、DVI出力端子を内蔵し、アナログディスプレー出力への変換アダプターもついているので、一般的なパソコン用ディスプレーが使用できる。その意味では、あまったWindowsパソコン用ディスプレーを使って、サブマシンとして初めてのMacを導入、というのも面白そうだ。その他のスペックについては下記表参照のこと。
搭載OSはMacOS X v10.3。また同日基調講演にて発表されたマルチメディアアプリケーションスイート『iLife '05』もプレインストールされている。米国では22日から、それ以外の国々では29日から、同社のオンラインストア“Apple Store”や直営店などで発売される。価格は1.25GHzモデルが5万8590円、1.42GHzモデルが7万140円となっている。
1.25GHz Mac mini | 1.45GHz Mac mini | |
CPU | PowerPC G4-1.25GHz | PowerPC G4-1.42GHz |
メモリー(最大) | DDR333 256MB(1GB) | |
HDD | 40GB | 80GB |
グラフィックス | RADEON 9200(32MB) | |
光学ドライブ | CD-RW/DVDコンボドライブ | |
I/O | USB 2.0×2、Firewire(IEEE 1394)、10/100BASE-TX、DVI出力端子、V.92モデム、ヘッドホン出力 | |
本体サイズ(W×D×H) | 16.51×16.51×5.08cm | |
重さ | 約1.3kg | |
OS | MacOS X v10.3 | |
価格 | 5万8590円 | 7万140円 |
