“GeForce FX5500”カードが登場。価格帯の上ではローエンドに位置する | 3日現在“GeForce FX5500”はnVIDIAから発表はされていない |
nVIDIAの新GPU“GeForce FX5500”を搭載する初のビデオカードがInnoVISIONから発売された。3日現在nVIDIAからは発表されていないGPUで、VRAM128MB版「Tornado GeforceFX5500 128MB」とVRAM256MB版「Tornado GeforceFX5500 256MB」の同時発売となっている。
マニュアルより“GeForce FX5500”のスペック一覧 | 同じくマニュアルの機能比較表には“GeForce FX5500”は掲載されていないが、比較の目安にはなるだろう |
未発表GPUであるため詳細な仕様は不明だが、名称から推察する限りでは、“GeForce FX5500”は“GeForce FX5200”と“GeForce FX5600/5700”の中間に位置する製品であるものと思われる。実際、代理店の興隆商事によるとコアクロックは270MHz、メモリクロックは200MHz(DDR 400MHz)とのことで、“GeForce FX5200”の250MHz/200MHzと“GeForce FX5600”の325MHz/275MHzの間となっている。また同梱のマニュアルに記載されているスペックは、“Vertex Shader 2.0”“Pixel Shader 2.0”サポート、パイプライン数4(“GeForce FX5200/FX5600”と同数)、CineFX Engine搭載(“GeForce FX5200”なし、“GeForce FX5600”あり)、RAMDAC350MHz(“GeForce FX5200”は350MHz、“GeForce FX5600”は400MHz)となっている。
カード本体。ファンレス仕様が最大のウリといえよう | インターフェイスはD-Sub、DVI、S-Video Out |
今回発売されたInnoVISION製品を見ると、最大の特徴はヒートシンクのみのファンレス設計になっていること。その分やや大型のヒートシンクになっているとは言え、“GeForce FX5200”カードでもファン付きクーラーを採用している製品が多いことを考えれば非常に魅力的といえる。VRAM容量以外のスペックは両者同じで、インターフェイスはD-Sub、DVI、S-Video Out。価格はクレバリー1号店で「Tornado GeforceFX5500 128MB」が1万270円、「Tornado GeforceFX5500 256MB」が1万2270円。
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