このページの本文へ

NEC、“若い夫婦の世帯をターゲットにした”液晶一体型パソコン『VALUESTAR FS』を発売

2002年11月28日 15時59分更新

文● 編集部・佐久間康仁

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

日本電気(株)とNECカスタマックス(株)は28日、液晶ディスプレー一体型パソコンの新製品“VALUESTAR FS”2製品を12月中旬に発売すると発表した。10月10日の発表会で参考展示された新コンセプトモデルを正式発表したもので、価格はオープンプライス。編集部による予想実売価格は23万円程度。

『VS700/4DA』 『VS700/4DB』
白が基調の“スノーフレーク”モデル、VALUESTAR FS『VS700/4DA』黒が基調の“スターリーナイトブラック”モデル、『VS700/4DB』

VALUESTAR FSは、同社が“若い夫婦の世帯をメインターゲットにした”という液晶ディスプレー一体型パソコン。NEC秋モデルのラインナップのうち“ファミリー向け”に位置する。17インチ1280×768ドット表示のワイドTFT液晶ディスプレーを搭載、前面に光の反射を抑えるアクリルパネルを装備し、パネル自体を振動させることで音を発生させる“SoundVu(サウンド・ビュー)”技術を採用する。台座部分には出力6Wのサブウーファーも装備している。キーボードは、光学式トラックボールを右上に内蔵するワイヤレスタイプで、ACアダプターを接続することで充電も可能なスタンドが付属する(キーボードに直接ACアダプターの接続も可能)。TVチューナーとMPEG-2ハードウェアエンコーダーを内蔵し、TV表示/録画/タイムシフト再生などが可能。TVのチャンネルや再生/停止/早送り・早戻しなどは付属のリモコンでも操作可能。本体部前面は鏡面仕上げで、TV番組の全画面表示時などに高輝度/高コントラスト表示にする“Visualボタン”と、就寝後の録画予約時などに画面非表示(バックライトをオフのままで)/消音状態で動作させる“NIGHT MODEボタン”の2つを装備している。

主なスペックは、CPUにCeleron-1.70GHz、メモリーはPC2100対応のDDR SDRAM 256MB(最大1GB)搭載、80GB HDDを内蔵する。チップセットは台湾Silicon Integrated Systems社のSiS651、グラフィックスアクセラレーターはチップセット内蔵機能を使用する(ビデオメモリーはメインメモリーのうち最大32MBを共用)。前面にスロットインタイプのCD-R/RW&DVD-ROMコンボドライブとSDメモリーカードを搭載。背面のインターフェースは、10/100BASE-TXのEthernet端子、モデム、S-VIDEOとコンポジットのビデオ入力端子、オーディオライン入力端子、アンテナ入力端子で、左側面にUSB 2.0×2、右側面にはUSB 2.0×2、IEEE1394、光デジタルオーディオ出力、各種オーディオ端子、および液晶ディスプレー側にPCカード(Type II×2)が並ぶ。

本体サイズは幅516×奥行き193×高さ382mm、重さは約12kg。ワイヤレスキーボードは幅450×奥行き179×高さ39mm、重さは約1.15kg。本体色が白を基調にした“スノーフレークホワイト”と、黒を基調にした“スターリーナイトブラック”の2色が用意されている。

なお、ほぼ同スペックのウェブ直販モデルとして、“VALUESTAR G タイプFS”4製品もラインナップされている。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン