日本電気(株)とエヌイーシーアクセステクニカ(株)は20日、無線LAN製品“Aterm WARPSTAR(エータームワープスター)”シリーズとして、54Mbpsの“IEEE 802.11a”に準拠した無線アクセスポイントと子機のセット『AtermWL54AP ワイヤレス LAN セット(11a カードタイプ)』、および11Mbpsの“IEEE 802.11b”に準拠した『AtermWL11AP ワイヤレス LAN セット(11b カードタイプ)』の2製品の販売を同日付けで開始したと発表した。併せて、Ethernet対応の子機『AtermWL11E2』と、ブロードバンドルーターをセットした『AtermWB7000H ワイヤレス LAN セット(ETHERNET タイプ)』、『AtermWL11AP ワイヤレス LAN セット(ETHERNET タイプ)』も発売する。価格はオープン。
『AtermWL54AP ワイヤレス LAN セット(11a カードタイプ)』。AtermWL54AP(左)とAtermWL54AC(右) |
『AtermWL54AP』と『AtermWL11AP』は、Auto MDI/MDI-Xに対応したWANポートとLANポートを1つずつ装備する無線アクセスポイント。製品個別に異なるネットワーク名(ESS-ID)と暗号化(WEP)キーを設定して出荷するのが特徴。従来製品同様、あらかじめ登録した子機以外からはアクセスポイントを見えなくする“ESS-ID ステルス機能”や、通信できる子機制限するMACアドレスフィルタリング機能も搭載する。暗号化は『AtermWL11AP』が64bit/128bit WEPに対応し、『AtermWL54AP』はさらに152bit WEPもサポートする。本体サイズは『AtermWL11AP』が幅25×奥行き106×高さ25mm、重量は130gで、『AtermWL54AP』が幅25×奥行き102×高さ102mm、130gと省スペース化が図られており、壁面への取り付けも可能。電源はAC100VでACアダプターが付属する。消費電力は最大6W。
『AtermWL54AP ワイヤレス LAN セット(11a カードタイプ)』(PA-WL54AP/AC)は、Aterm54APに、IEEE 802.11a準拠のPCカード型子機『AtermWL54AC』(CardBus対応)を組み合わせた製品。『AtermWL11AP ワイヤレス LAN セット(11b カードタイプ)』(PA-WL11AP/BC)は、IEEE 802.11b準拠のPCカード型子機『AtermWL11CB』を組み合わせた製品となる。
『AtermWL11AP』(左奥)、『AtermWL11CB』(中央手前)、『AtermWL11E2』(右奥) |
『AtermWL11E2』(PA-WL/11E2)は、Ethernet対応のLANポート(10/100BASE-TX)を2つ装備する箱型のIEEE 802.11b準拠の無線LAN子機。本体サイズや消費電力などはアクセスポイントのAtermWL11APと同じ。Windows、Mac OS、Linuxを搭載したパソコンのほか、ゲーム機にも対応する。
『AtermWL11AP ワイヤレス LAN セット(ETHERNET タイプ)』。AtermWB7000H(左)とAtermWL11E2(右) |
『AtermWB7000H ワイヤレス LAN セット(ETHERNET タイプ)』(PA-WB7000/BE)は、10月に発表した“WARPSTARΔ(ワープスターデルタ)”シリーズの無線ブロードバンドルーター『AtermWB7000H』とAtermWL11E2を組み合わせた製品。『AtermWL11AP ワイヤレス LAN セット(ETHERNET タイプ)』(PA-WL11AP/BE2)は、AtermWL11APとAtermWL11E2を組み合わせた製品となる。
製品には、NECインターチャネル(株)のウイルス対策ソフト『V3ウイルスブロック・100日間無償アップデート付試用版』や、期間限定で、映像と音声で接続や設定をガイドする『設定説明CD』を提供する。