早ければ明日23日にもVIAのAthlonファミリ向け新チップセット“Apollo KT400”搭載マザーボードが店頭に並ぶ予定となっている8月も下旬になって、現行チップセット“Apollo KT333”搭載製品が登場してきた。実売価格は1万2750円~1万3800円。
「KT3 Ultra2-C」。サイズは200(W)×304(D)mmと、「KT3 Ultra」から幅が35mm縮んでいる |
Apollo KT400と同じ、USB2.0コントローラ内蔵South Bridge“VT8235”を搭載して店頭に並んだのはMSI製「KT3 Ultra2-C」。オンボードの機能は派手でないものの、基板は一から作り直され、小型化=配線の短縮によるチューンアップが期待できるレイアウトとなった。すでにKT333は新リビジョン“KT333CE”へと順次切り替わっているようだが、メモリ周りの性能を改善したと言われる「新リビジョンの搭載が確認できている」(エム・エス・アイ・コンピュータ・ジャパン)とされたKT333マザーボードはこのKT3 Ultra2-Cがはじめて。続々登場する高消費電力の上位モデルでの安定動作をはかるためか、ATX12V端子が用意されている点も指摘すべきだろう。Socket A搭載マザーボードの品質に定評のあるMSI製ということもあり、まさにKT333マザーボード最終形態と言えるかもしれない。なおVT8235内蔵ネットワークコントローラによって、MSI製のKT333マザーボードではじめて標準でネットワーク接続をサポートしている点も見逃せないところではある。
South Bridgeは“VT8235”。V-Linkの帯域幅はこれまでどおり266MB/秒 | マニュアルでは“KT333”チップセット採用とされている | |
インターフェイスとしてRJ-45が用意された | USB2.0端子×2を用意するPOSTコード表示機能付きブラケット“D-Bracket”を同梱 |
拡張スロットはAGP×1、PCI×6、CNR×1でDIMMスロットは2本。FSBは100~200MHzの範囲を1MHz刻みで設定でき、倍率とVCore、そしてAGP/DIMMスロット供給電圧もそれぞれ可変だ。VIAの新チップセットは登場直後トラブルを抱えることが少なくないのを考えると、徹底してパフォーマンスを求める、というのでなければ、“枯れて”きたところでチューンされたKT333マザーボードの方が意外とオススメかもしれない。
価格 | ショップ |
---|---|
\12,750 | OVERTOP |
\12,780 | コムサテライト2号店 コムサテライト3号店 |
\13,800 | 高速電脳 USER'S SIDE本店 |