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QV-2100

QV-2100

2002年04月04日 05時28分更新

文● アスキーPC Explorer編集部・行正 和義

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QV-2100

カシオ計算機

オープンプライス(e-casio価格:2万2800円、バッグ付き)

カシオ計算機の「QV-2100」は、パンフォーカスレンズと200万画素CCDを搭載する入門機だ。機能を大幅に絞るなどして低価格化が図られており、実売で2万円台前半という安価なデジタルカメラとなっている。

シンプルなボディとシンプルな機能

直方体のボディ中央部にレンズと光学ファインダを搭載する。レンズ下にマクロ切り替えレバーがある。
 QV-2100は、単焦点パンフォーカスレンズと有効200万画素CCDを搭載した低価格なデジタルカメラだ。シンプルな箱型ボディの中央にレンズが配置された安定感のあるデザインとなっている。

 単焦点パンフォーカスの200万画素低価格デジタルカメラである富士写真フイルムの「FinePix A201」によく似たフォルムだが、A201が単3電池2本で動作するのに対してQV-2100は単3電池4本を使うこともあってサイズは一回り(体積比で約23%)大きい。とはいえ、レンズの沈胴動作もなく、レンズ部がわずかに出っ張っているだけのスクエアなボディはポケットやポーチへの納まりもよいので、持ち運びに適している。



背面のスイッチ類は非常にシンプル。UPボタンは撮影時にはデジタルズームとなる。セルフタイマや露出補正、ホワイトバランスなどは全てメニューから選択する。
 操作部はシンプルで、上面はシャッターボタンがあるのみだ。背面には電源スイッチと撮影/再生モード切り替えスイッチ、MENU、UP、DOWN、SETの各ボタンが並ぶ。また、前面のレンズ下には通常/マクロ撮影の切り替えレバーが配置されている。

 ハードウェアだけではなく、撮影機能も非常にシンプルだ。同社のデジタルカメラではほとんどの製品に搭載されている撮影アシスタント機能である「ベストショット」機能も搭載されておらず、シーンモードもない。撮影機能は2倍デジタルズームとセルフタイマ、連写、マクロ(約20cm)、露出補正(-2EV~+2EV、1/3EVステップ)、それにフラッシュモードの指定(強制発光/発光禁止/赤目軽減/自動発光)があるのみで、セルフタイマや露出補正、フラッシュモードは液晶画面上にメニューを呼び出して設定する。



側面にはSDカード/MMCスロット、USB端子、ビデオ出力端子、DC入力端子を備える。レンズキャップは柔らかいゴム状の素材でできている。
 なお、記録媒体として本体内蔵の16MBメモリのほか、SDカード/MMCスロット×1を装備する(メディアは付属しない)。SDカード/MMCを装着した際には、本体内蔵メモリに記録された画像データをSDカード/MMCへコピーすることもできる。



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