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CLIE PEG-T600C/T400

CLIE PEG-T600C/T400

2001年11月26日 21時19分更新

文● アスキーPC Explorer編集部・小林 久

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Word/Excelのデータを参照可能
さらに、CLIEをリモコンできる!!

 ソフトウェアに関しては、T600C/T400ともに共通。オリジナルアプリが豊富なのは、CLIEシリーズの特徴だが、ソフトに関しては今回もかなりの強化が加えられた。

ビジネス向けを意識して追加されたDataViz社の「Documents to Go」。PC上で作成したWord/Excelファイルの閲覧や編集をPalmデバイスで行うことができる。
 まず注目したいのが、ビジネス系アプリの充実だ。Outlookとスケジュール/メールの同期ができる「IntelliSync Lite」など従来からバンドルされてきたアプリに加え、Microsoft Word/ExcelファイルをCLIE上で閲覧できる「Documents to Go 4.0 Standard Edition」、アラーム付き世界時計の「World Alarm Clock」といったサードパーティ/オリジナルのソフトを標準搭載している。また、本体には16和音のFM音源を装備しており、予定表やWorld Alarm Clockのアラーム音は、本体付属のPC用ソフト「Sound Utility」「Sound Converter」を使ってオリジナルのものに変えることもできる。



PEG-Tシリーズは本体に12和音のFM音源を搭載。MIDIデータやWAVEファイルをPC上でCLIE用に変換し、予定表のアラームをオリジナルのものに変えることも可能だ。

CLIEをリモコンにできる「Remote Commander」。スタイラスによる操作のほか、ジョグダイヤルやアプリケーションボタンに機能を割り振ることもできる。
 また、エンタテインメント系では、CLIEをリモコンにできる「Remote Commander」が面白い。Palmデバイスをリモコンにするソフトは以前からあったが、IrDAの届く範囲が1m前後のため、ほとんど実用にならなかった。しかし、本機では通常の赤外線通信ポートに加え、AVリモコン専用の赤外光照射器も装備している。この赤外光は、信号の送信は赤外線リモコンの規格である「SIRCS」(Serial Infrared Remote Control System)に準拠しており、ソニーだけでなく東芝、松下、シャープなど主要メーカーのテレビ、ビデオデッキ、DVDプレーヤなどに対応している。機能的には安価な市販AV用リモコンと同程度で、1987年製造以降の製品であれば、ほとんど対応できるという。

 基本的な操作はリモコン画面をペンでタップすることで行うが、選局や音量変更などの機能はジョグダイヤルやアプリケーションボタンに割り振ることが可能なため、一度設定しておけば、CLIEの画面を見ずに、通常のリモコンに近い感覚で使用することも可能。PDAは肌身離さず持ち歩くものであるため、家にリモコンが多すぎて困っていたり、リモコンの場所をよく忘れる人には朗報かもしれない。



デジタルカメラモジュールで撮影した画像などに手書きでコメントや落書きできるペイントツール「CLIE Paint」も今回から追加されたオリジナルソフトのひとつ。

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