このページの本文へ

PEG-NZ90

PEG-NZ90

2003年06月30日 00時27分更新

文● 月刊アスキー編集部・小林Q

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

PEG-NZ90

ソニー

オープンプライス(実売価格:7万9800円)

ゴツイカメラを
みせびらかそう

アプリボタンが液晶の外枠に
写真1 アプリボタンが液晶の外枠に付くことで、“TURN STYLE”(液晶を反転した状態)でもワンタッチでアプリの起動を行えるようになった。
SONY Flash on ASCII
本製品はこちらから購入いただけます。画像をクリックすると“SONY Flash on ASCII”に移動します。

 クリエのフラッグシップ機として新登場した「PEG-NZ90」は、PDAとしては破格の200万画素CCDカメラを搭載した“重厚さ”を感じさせる1台だ。高機能化に伴って大型化しており、デジタルカメラを装備したヒンジ部の厚みは30mm程度。本体重量は約293gあり、Pocket PCと比較しても100gほど重い。身に着けて運ぶPDAとしてはほぼ限界に近いサイズだが、そのぶん見た目のインパクトも強烈である。



ソニー「PEG-TG50」 シャープ「SL-C700」
キーボード搭載クリエ「PEG-TG50」レビュー。写真をクリックすると当該記事に移動します。“Linuxザウルス”裏の裏まで紹介、シャープ「SL-C700」レビュー。
ソニー「クリエ PEG-NX70V」

 カメラは“NXシリーズ”のように回転式ではなく、液晶と連動して前後に稼動する形態を採っており、液晶を反転して閉じた状態(TURN STYLE)で、画面を見ながら撮影したり、開いた状態(OPEN STYLE)で自分撮りすることができる。ただし、後者の場合カメラがローアングル気味となり、収差で顔もかなり歪んだ状態に映るので、腕をやや上向きにいっぱいまで伸ばして自分との距離をなるべく離したほうがいいだろう。本体付属のクレードルにTV出力端子とUSBホスト機能を装備し、撮影した静止画をTVで見たり、プリンタに直接出力できる点も他社のPDAにはない特徴である。

 ただ、シャッターを押してから撮影ソフトが起動するまでの時間が長い(30~40秒程度)ため、道端で見つけた被写体を撮る際や記念撮影などでカメラを構える際の間に困る。また撮影のたびに開閉しないといけないレンズカバーもわずらわしく、画質は劣っても撮影の快適さという点では、動作が軽快でアングル選択やレンズ収納もスマートなNRやNXの回転式レンズのほうが優れていたように感じてしまう。



クレードル
写真2 クレードルはコネクタ部のかみ合わせが悪く安定感に欠けるのが難点。設置時にコネクタのゴム蓋を外さないといけないのもわずらわしい。

 重厚感あふれるPEG-NZ90の本体は、Bluetoothや非接触ICカードリーダ、ボイスメモ、メモリースティック&通信スロット(CF TypeII相当)など、多彩なエッセンスを運ぶ器でもある。付属ソフトには「Picsel Viewer」が加わった。これは、Word/Excel/PowerPointなどのOffice文書やPDF/HTMLなど多彩な形式に対応したビューアで、True Typeフォントを利用するため、拡大縮小時にも文字の形が崩れず美しい表示が可能だ。ジョグと連動したUIも秀逸で、レスポンスも上々。コンテンツビューアとしての実力は高まった。

ICカードリーダを装備
写真3 ノートで言えばパームレストにあたる部分にはICカードリーダを備え、Felicaなどの残額表示が行える。近日中にSuicaの履歴表示にも対応する予定。

 使い切れないほどの機能をギッシリと詰め込まれた本機の使用感は、30歳前後の読者ならピンとくる“多面数の筆箱”に似ている。バランスの取れたPDAとは言いにくい本機だが、筆箱に用意された“飛び出す定規”などの機能を友達に見せつけたあの感覚が忘れられない大人には、堪えられないガジェットと言えるのではないか。

左右側面
写真4、5 左側面には「ジョグダイヤル」と「録音」ボタン、右側面には「シャッター」「イヤホンジャック」「電源」ボタンなどを装備。バッテリは交換式となった。
PEG-NZ90の主なスペック
製品名 PEG-NZ90
CPU XScale(PXA250)-200MHz
メモリ 16MB(DRAM)+16MB(Flash)
画面表示 320×480ドット/6万色
液晶 半透過型カラーTFT(バックライト付き)
カードスロット CF(TypeII)×1、メモリースティック×1
無線通信 Bluetooth 1.1
I/O 本体:赤外線、FeliCa、ヘッドホン端子
クレードル:USB、A/V出力端子
バッテリ駆動 通常使用時:約10日間
動画記録時:1時間
動画再生時:3時間/2時間(バックライトOFF/ON)
音楽再生時:4時間/2.5時間(液晶ON/OFF)
通信時:2.5時間(無線LANカード使用時)
対応音楽形式 ATRAC3/MP3
サイズ(W×D×H) 75×141×22.2mm
重量 約293g
OS Palm OS 5.0日本語版
デジタルカメラ部:
撮像素子
約211万画素CCD(有効200万画素)
レンズ F2.8/f=5(35mmフィルムカメラ換算時33mm)
合焦範囲 0.1m~∞
静止画サイズ 320×240ドット~1600×1200ドット
記録形式 JPEG
動画サイズ 記録:160×112ドット
再生:最大426×320/320×240/160×112ドット
記録形式 Movie Player形式、MPEG形式

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

最新記事

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン