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ソニー、“CLIE”の新ラインナップ『PEG-T600C』と『PEG-T400』を発表

2001年11月19日 14時56分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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ソニー(株)は19日、Palm OS 4.1を採用した携帯情報端末“CLIE”の新製品『PEG-T600C』および『PEG-T400』を発表した。

PEG-T600Cブルーカラーモデル『PEG-T600C』。本体カラーは、“ロイヤルブルー”と“サテンシルバー”の2種類が用意される。写真はロイヤルブルーモデル

今回発表された2製品は、CLIEの新ラインナップとして開発されたもので、既存製品(Nシリーズ)がエンターテインメントを追求したモデルであるのに対し、今回の2製品(Tシリーズ)は、エンターテインメントはもちろん、ビジネスユースも重視したPDA初心者および社会人向けの“モバイルプロフェッショナル”モデルという。『PEG-T600C』はカラー液晶ディスプレーを搭載したカラーモデル、『PEG-T400』はモノクロ液晶ディスプレーを搭載した白黒モデルとなっている。

PEG-T400シルバー白黒モデル『PEG-T400』。本体カラーは、写真の“サテンシルバー”のほか、限定発売となる“リミテッドブラック”も用意される

両製品の第一の特徴は、小型/軽量でスタイリッシュなデザインにある。白黒モデル『PEG-T400』は、本体サイズが幅71.8×奥行き9.9×高さ118mmと、1cmを切る薄さを実現した。重量は122g(スタイラス含む)。さらに同社独自の“深絞り技術”により本体のネジ止め部を少なくし、薄型ながらもグリップ感があり持ちやすいという。

また、薄さと強度を両立させるため本体全面にアルミ素材を採用し、付属のスタイラスも本体に収まるよう細くしている。なお、カラーモデル『PEG-T600』の本体サイズは、幅71.8×奥行き12.5×高さ71.8mmと、カラーモデルとしては薄型となっている。重量は138g(スタイラス含む)。

“CLIE”ロゴにはダイヤカット(ダイヤを使ってカットする技術)を採用、スタイラスにはシルバー塗装が施されている。付属の専用カバーは、PEG-T400用が防弾チョッキなどに利用されるバリスティックナイロン製、PEG-T600C用が人工革製となっている。

PEG-T600CシルバーPEG-T600Cのサテンシルバーモデル

画面表示部は、カラーモデル『PEG-T600C』がバックライト搭載の半透過型TFTカラー液晶ディスプレーを搭載、320×320ドット/6万5536色のハイレゾリューション/フルカラー対応となっている。既存製品はフロントライトを使用しているが、明るすぎて画面が目立つというユーザーの声があったため、今回はビジネスシーンでの利用を考慮し、落ち着いた明るさになるバックライトを採用したという。

白黒モデル『PEG-T400』は、ELバックライト搭載のモノクロ液晶ディスプレーを搭載、白黒モデルとしては初めて320×320ドットを実現したという。また、ファイン液晶を採用しており、内在反射技術により文字にじみ(文字の影)のないシャープな表示が可能という。さらに、“Normally Black LCD”により、電源OFF時は画面が白浮きせず深い黒になるという。

電源は、2製品ともリチウムイオンポリマー充電池を内蔵する。ただし、本体が小型化したため、充電池容量も既存製品より少なくなっており、使用可能時間は、カラーモデル『PEG-T600C』で12日間、白黒モデル『PEG-T400』で15日間という。

本体仕様は、2製品ともCPUにDragonball VZ-33MHzを採用、本体メモリーは、PEG-T600Cが16MB(DRAM)、PEG-T400が8MB(DRAM)。Flashメモリーは2製品とも8MB。インターフェースはUSB、赤外線(Enhanced IrDA)、メモリースティックスロット。また、既存製品と同様にジョグダイヤルを装備しているが、ホールドスイッチは付いていない。

付属のアプリケーションは、エンターテインメントソフトだけでなく、ビジネス向けの実用ソフトも用意されている。『World Alarm Clock Ver.1.0』は、ローカルと世界主要都市(73地域から選択可能)の時刻が分かる“世界時計”機能や、アラーム時計機能を搭載した時計ソフト。また、既存の『予定表』もカスタマイズし、アラーム音の選択が可能となっている。さらに、CLIE上でWordやExcel文書を扱える『Documents To Go 4.0 Standard Edition』をバンドルする。

『CLIE Remote Commander ver1.0』は、CLIEをAV機器のリモコンとして使用できるソフト。画面のアイコンをタップするだけでリモコンに切り替わり、TVやビデオ、DVDなどのリモコンとして動作する。市販のAV用リモコンと同様に、'87年製造以降のAV機器であれば、他社製品を含めほとんどのAV製品に対応するという。

『Sound Utility Ver.1.0』は、パソコン上で作成した音声をCLIEのアラーム音として登録できるソフト。画像ビューアー『PictureGear Pocket Ver.2.1』は、メモリースティックへ画像を保存する際に、ファイル形式をPGP/DCF/DPOF付きDCFから選択できるようになった。また、PictureGear Pocketの画像にペンやスタンプで絵や文字を描けるお絵描きソフト『CLIE Paint Ver.1.0』も用意されている。

地図ビューアー『Navin'You Pocket Ver.2.0』は、地図データが、従来のラスター形式からベクター形式に変更され、データ容量が20分の1になったという。また、住所/施設名で検索、マップコードで検索、経度/緯度で検索といった3種類の検索機能を搭載する。

2製品とも12月8日発売。価格はオープンプライスで、編集部による予想小売価格は、カラーモデル『PEG-T600C』が4万円前後、白黒モデル『PEG-T400』が3万円前後。

専用アクセサリーも発売

なお、PEG-T600C/PEG-T400は、本体サイズが既存製品より薄型となったため、アクセサリーも専用モデルが用意される。

通信アダプター『PEGA-CF60』は、コンパクトフラッシュ型通信カードを利用することでワイヤレス通信が行なえるアクセサリー。リチウムイオンポリマー充電池を内蔵しているため、CLIE本体のバッテリーを使用せずに動作できるほか、CLIEに装着した際、CLIE側に電源供給を行なうことも可能。よってCLIEの外付けバッテリーとしても利用でき、その場合は使用可能時間が2倍(白黒モデルで1ヵ月)に延びるという。

ACアダプターを接続すれば、CLIE本体および通信アダプターの充電が可能。さらに、この通信アダプターをCLIE本体に装着したままクレードルにも挿すことも可能で、同時に双方の充電が行なえる。本体サイズは幅70.7×奥行き19.9×高さ127.6mm、重量は90g。CLIE画面上でカード情報やバッテリー残量を確認できる専用ユーティリティーが付属する。12月15日発売で、編集部予想小売価格は1万5000円前後。

通信アダプター通信アダプター『PEGA-CF60』
CLIEブラックと通信アダプタ通信アダプター『PEGA-CF60』に、CLIE『PEG-T400』(リミテッドブラックモデル)を装着した様子

オーディオアダプター『PEGA-SA10』は、CLIE本体に装着することでMP3データを再生できるアクセサリー。電源はCLIE本体から供給し、音楽再生時間は4~5時間。本体サイズは幅30×奥行き12×高さ74mm、重量は40g。インナーイヤータイプヘッドホンが付属する。12月8日発売で、編集部予想小売価格は1万3000円前後。

モバイルコミュニケーションアダプター『PEGA-MA15』は、PDCやPHSと接続するためのアダプターで、既存のモバイルコミュニケーションアダプター接続ケーブル『PEGA-MAC』シリーズ(別売)と組み合わせて利用する。12月8日発売で、編集部予想小売価格は1万3000円前後。

USBクレードル『PEGA-UC600』は、本体に同梱されているものと同じUSBクレードルと、ACアダプター/ACコードがセットになったもの。12月8日発売で、編集部予想小売価格は7000円前後。

USB HotSyncケーブル『PEGA-HS10』は、クレードルなしでパソコンとCLIEのHotSyncが行なえる専用ケーブル。付属のプラグアダプターには、HotSyncケーブルとACアダプターを同時に接続できるため、クレードルと同等の使いかたもできる。12月8日発売で、編集部予想小売価格は3000円前後。

ACアダプター『PEGA-AC10』は、12月8日発売で、編集部予想小売価格が4000円前後。キャリングケース『PEGA-CA70』は、黒/グレー/茶の3色が用意されており、12月8日発売、編集部予想小売価格が4000円前後。スタイラス『PEGA-ST60』は白/黒/紺の3色セットで、12月8日発売、編集部予想小売価格が1500円前後。

メモリースティック拡張モジュールが登場

また同社は、メモリースティックの拡張モジュールとして、カメラモジュール『PEGA-MSC1』、GPSモジュール『PEGA-MSG1』を12月8日にそれぞれ発売する。

MS拡張モジュール
メモリースティックカメラモジュール『PEGA-MSC1』(右)と、メモリースティックGPSモジュール『PEGA-MSG1』(左)

カメラモジュール『PEGA-MSC1』は、10万画素CMOSイメージセンサーを搭載したメモリースティック拡張モジュール。レンズはF2.8/f=2.65mm。レンズ回転機構により、レンズを自分のほうに向けて画面で映像を確認しながら自分撮りが可能。キャプチャーサイズは320×240/160×120ドット。セルフタイマー機能(10秒)も搭載する。

撮影用ソフト『Memory Stick Camera Ver.1.0』のほか、『PictureGear Pocket Ver.2.1』『CLIE Paint Ver.1.0』が付属する。画像本体サイズは幅36×奥行き18×高さ78mm、重量は12g。連続駆動時間は120分。価格はオープンプライスで、編集部予想小売価格は1万5000円前後。

GPSモジュール『PEGA-MSG1』は、衛星からの電波を受信しやすい向きにGPSアンテナを動かすことが可能。付属ソフトは『Navin'You Pocket Ver.2.0』と『Map Cutter Ver.2.0』。本体サイズは幅44×奥行き20×高さ132mm、重量は45g。連続駆動時間はPEG-T400/T600Cで50分、PEG-N600C/750C/700Cで75分。価格はオープンプライスで、編集部予想小売価格は2万円前後。

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