東京めたりっく通信(株)は29日午後、代表取締役社長東條巌氏の名前で、同社が“経営危機”にあるとの報道に対する公式見解を発表した。
代表取締役社長 東條巌氏(1月24日の記者説明会で撮影) |
それによると、同社が約40億円の債務を抱えていることは事実だという。昨年秋から今年初頭まで、計画どおり東京都内および横浜エリアの118局を展開したが、予定していた金融機関からの融資が受けられず、現在の状況に至った。
一方で、同社は第三者割り当て増資を来月に予定しており、応募先候補と現在交渉中だという。そして、売り上げ高が月に3億円に達していること挙げ、このままの伸びで推移すれば秋以降には営業利益を上げられると見込んでいる。
同社は、その短期目標に向けて大幅なコスト削減、販売強化、組織改革に着手したという。
同見解の最後は、「東京めたりっく通信は、創業時のベンチャー精神に立ち返る」といった言葉で結ばれている。