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東京めたりっく通信、八王子由木局を繰り上げて開局

2000年11月17日 15時58分更新

文● 編集部

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東京めたりっく通信(株)は16日、年内の東京都23区105局でのサービス開始に加えて、スケジュールには当初なかった八王子由木局を繰り上げて、12月8日に開局すると発表した。申し込みは、12月1日に同社のウェブサイトを通じて開始する。

八王子由木局の繰り上げ開局は、多摩ニュータウンで住民の暮らしの支援事業を行なう“特定非営利活動法人NPO FUSION長池”の活動により可能になったもの。従来から同地区では、住民の間でウェブや メーリングリストを駆使したコミュニケーションが活発で、 高速インターネットインフラの必要性についての論議が行なわれていた。NPO・FUSION長池では、この声を受けて、多摩ニュータウン長池地域の9団地を対象に署名活動を行なったところ、約7割の世帯が高速インターネットインフラ導入の意志があることを確認したので、NTTやCATVを始め、各種通信事業者に対して積極的なアプローチを行なったという。

これを受けて、東京めたりっく通信は、当初の計画を繰り上げ、八王子由木局への設備建設を開始し、開局することにしたもの。

今後、NPO・FUSION長池は、地域の事業主を組織して形成する事業体と提携する。このエリアのユーザーへの導入や開通工事、フォローなどは、地域と東京めたりっく通信が協力して実施する。これにより、合理的な運営と迅速で的を得たサポート、地域に根ざした独特の楽しさや暖かさの創出が可能になるとしている。

特定非営利活動法人NPO FUSION長池:'94年に、団地管理組合活動を経験した有志が“コミュニティ委員会”を結成し、 映画会などのイベントやミニコミ誌の編集を通じて活動実績を積み、 '97年に活動の充実を目指して地域に“近隣団地の連絡協議会”を結成、コミュニティーの拡大につれ、'98年からメーリングリストを活用したり、ホームページ“ぽんぽこウェブ”を開設したりして、活動の幅を広げていく。内容の充実を求めて、NPO法人として'99年4月に設立総会を開催、12月に登記を終え、“特定非営利活動法人NPO・FUSION長池”が誕生した。

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