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東京めたりっく通信が経営危機

2001年05月29日 06時37分更新

文● 編集部 中西祥智

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東京めたりっく通信(株)が経営危機に陥っていることが29日、明らかになった。

代表取締役社長 東條巌氏(1月24日の記者説明会で撮影)代表取締役社長 東條巌氏(1月24日の記者説明会で撮影)

同社広報によると、現在毎月の赤字が約1億5000万円、累積債務が約40億円あり、現状のままでの経営は厳しいという。一部で報道されているように事業譲渡も検討しているが、具体的な話はまだなく、同社ではあくまでも自主再建を目指すとしている。

具体的な方策として、現在約3万回線利用されている同社のADSL/SDSL回線を5万回線まで増やすことができれば、単月での黒字が確保できる。同社の決算は6月末であり、それまでに5万回線を確保、あるいはある程度のめどがつけば、経営再建が可能だという。

また、主に個人向けのADSLからSOHO、中小企業向けのSDSLに重点を移すことで、1回線あたりの収入の増大を図るとしている。

同社によると、グループ企業である大阪めたりっく通信(株)、名古屋めたりっく通信(株)については、影響はないという。

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