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ソニーがインターネットとテレビを連携させた広告を展開

2001年02月14日 22時48分更新

文● 吉川

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ソニー(株)は、テレビコマーシャルで使われているVI(Visual Identity)をインターネットにも登場させ、インターネットのコミュニケーションとテレビを連動させた広告の展開を始めた。

VIとは、テレビコマーシャル一番最後尾などのシーンで、自社名や企業メッセージなどが流れる部分。同社は昨年10月からVI部分に特色を出し、CM毎に“ユーザーとソニーの関係を表現する”さまざまなメッセージを挿入してきとのことだが、今回はこのVIをインターネット上にも登場させ、このVIにアクセスしたユーザーがメッセージを入力できるようにした。

IC画像
このページ上でリアルタイムに行なわれる抽選に当たると、Shockwave内を飛び交うキーワードをクリックして選択できる。画面では「now」を選択した。このnowが、画面左下、前回アクセスした人の選択した「Human」と連なり、「Human-now」というメッセージを形成する。これが繰り返され、メッセージは変化し続ける。

ユーザーは1分間に1人抽選され、当選するとShockwaveで作成されたコンテンツ上を流れるキーワードを選択し、自分の名前を入力することができるようになる。こうして選択されたキーワードは、その前にアクセスした人のキーワードと連なり、キーワードが連なりあって1つの変化しつづけるメッセージとなる。

入力するキーワードは基本的に選択式だが、稀に自由に入力できるモードも出現するという。この自由入力されたメッセージは、そのままある日のCMにも使われることになる。採用者の名前はインターネット上で発表される。

こうした「コネクトして変化するVI」を“Connected Identity”と呼ぶとのことで、同Webページのタイトル付近にも「CONNECTED_IDENTITY」のロゴが見える。今回のConnected Identityは、「常に変化し続ける」という考え方から生み出されたものとのことだ。

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