サイトデザイン(株)は28日、都内において、同社のeコマースサイト構築ツール『コマースサイト・ビルダー』を利用した“エバリュエーション型ASPサービス”を開始すると発表した。月額の利用料金は2万円~。
コマースサイト・ビルダーは、質問に答えていくだけでeコマースサイトを構築できる。そのツールを利用して、同社の一部パートナー企業が月額6万円程度~の利用料金で、すでにASPサービスを提供している。
そこに「利用は、1年間の期間限定」(常務取締役システム事業本部の小田士朗本部長)とはいえ、2万円という破格の利用料金で、製品の開発元が自らサービスに乗り出す。
長廻健太郎代表取締役社長は、「B2Cは、2年以内にブレークする。しかし企業側の対応がまだ未整備。汎用の製品を単体で売るのでは説得力がなく、1,2万円で利用できるようにしたいと思ったのが今回のASP」と説明した。
![]() | 長廻健太郎代表取締役社長 |
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今回のASPサービスは、価格で二の足を踏んでいた企業が気軽に利用できる料金に設定し、レポートやコンサルティングを提供し、1年後には本格的に参入できるように育てていきたいという。そして本格的にサービスを利用する際には、パートナー各社が提供しているサービスの中から、その企業にあった品質のサービスを選択してほしいと、あくまでスタートアップのためのサービスと強調した。
同社の製品を利用して、すでにASPサービスを開始、あるいはこれから開始しようとしているパートナー企業に対しては、「お話して理解していただいている」(小田氏)という。
2万円という価格設定は、サイトデザインにとってもぎりぎりの価格ということで、今回のASPサービスでは以下の企業が協力している。
・インテル(株)
・マイクロソフト(株)
・シーアールシーシステム(株)
・デルコンピュータ(株)
・コンパックコンピュータ(株)
・日本ヒューレット・パッカード(株)
・(株)日立製作所
サイトデザインは初年度、1000~3000社の利用を見込む。
