ソニー(株)は、VAIOシリーズに新しいデスクトップのラインナップ『バイオLシリーズ』を追加した。今回、Celeron-366MHzを搭載した『PCV-L300/BP』とPentium
II-400MHzを搭載した『PCV-L500/BP』の2製品を2月27日(予定)に発売する。
『PCV-L500/BP』 |
同社は、これまでデスクトップラインナップとして『マイクロタワーシリーズ』と『コンポシリーズ』を提供してきたが、新たに投入する『バイオLシリーズ』では、“コミュニケーション”をコンセプトに使いやすさやデザインにこだわったという。
●キーボード
特徴は、キーボードを覆うカバーが取り付けられたということ。カバーは、開くとキーボード入力の負担を和らげるパームレストとして機能する。キーボードの上部には、ワンタッチでソフトを起動できる“プログラマブルパワーキー”を6つ配置。また、キーボードから本体の電源を入れる“パワーキー、本体をサスペンドモードにする“スタンバイキー”を配置している。さらに、“タイマー機能”により設定したソフトを起動できる。指定した時間に電源オフの状態やサスペンド状態からシステムが起動し、ソフトが立ち上がる。例えば電子メールの受信を自動的に行なうことができる。ソフト起動後、再び電源をオフにすることも可能だ。キーボードの背面はディスプレーの脚の型状に合わせて、切り込みが入っており、使用しない時は、ディスプレイの下に置くことができる。よって、机のスペースを有効に使うことができるという。マウスはキーボードに接続する。
●液晶ディスプレー
ディスプレーは、XGA対応の14.1インチTFT液晶ディスプレーを付属。本体との接続にデジタルインターフェースを採用することにより、スリムなデザインとなっている。液晶パネルの角度、高さの調整には、2ヵ所の可動部を設けている。これにより、ディスプレーを長時間見た時に起きる“ドライアイ”現象を低減する“エルゴノミクス アングル”(ディスプレー傾き角度約25度)が可能になるという。そのほか、スピーカーを内蔵し、新着メールの到着を知らせる“インフォメーションランプ”を採用している。また、本体との接続ケーブルは、ディスプレー映像ケーブル、ディスプレー電源コード、左右のスピーカーケーブルとスピーカー電源コードがまとめられ、1本での接続を可能にしている。
メモリースティック専用のスロット |
●本体
本体前面には、通常のFDD、CD-ROMドライブ(最大24倍速)のほか、今回はじめて採用するメモリースティック専用のスロット、PCカードスロット、i.LINK端子(PCV-L500/BPのみ)、USBポート×1、ヘッドホン端子などを配置している。本体は、縦置き、横置きに対応する。
●アプリケーション
今回は、『Digital Media Park』、『Smart Connect』、『Picture Gear』や『PostPet(ポストペット)Ver.1.1』などのほかに、『Microsoft
Word 98』、『同 Excel 97』と『Microsoft Outlook 98』をバンドルする。価格はオープン。推定実売価格は『PCV-L300/BP』が25万円前後、『PCV-L500/BP』が30万円前後である。
主なスペックは表の通り。
バイオLシリーズの主なスペック
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