【LinuxWorld Expo/Tokyo 2000レポート Vol.4】“VAリナックスシステムズジャパン”(仮称)を米VAと住商が設立、展示会場ではIBMが390で動くLinuxを出展
2000年05月11日 00時00分更新
米VA Linux Systems社(以下VA)と住友商事(株)は、“LinuxWorld Expo/Tokyo 2000”に合わせて、日本法人“VAリナックスシステムズジャパン”(仮称)を設立すると発表した。VAは、LinuxをOSとするサーバーやワークステーションを販売している会社。新会社の資本金は約10億円で、米VAが約7割、住商が残り約3割を出資して、6月から7月ごろに日本法人を設立するという。
また同社には、日本電気(株)、NTTコミュニケーションウェア(株)、東芝エンジニアリング(株)も出資を予定している。それぞれの役割分担は、住商がマーケティングと販売、NECが販売とサーバーの開発、NTTコムウェアが販売とミドルウェアの開発、東芝エンジニアリングが販売とシステム保守を担当するとしている。米VAは直接販売が中心だが、日本では間接販売にも注力するという。
VAのブース |
東芝エンジニアリングのブースでは、VAのサーバーを展示して積極的にアピールしていた |
Stormixも日本法人を今年中には設立
カナダのStormix Technologies社も、今夏には『Storm Linux 日本語版』を発売し、今年中には日本法人を設立の予定という。Stormixは、Expoで開発要員や日本のマネージャーの面接も行なった |
カナダのCOREL社と(株)メディアヴィジョンは、『COREL LINUX OS 英語版』を展示。日本語版については、「もうじき、どのような製品になるのか、いつ発売といったことを発表できる」という。
COREL LINUX OS 英語版 |
日本語もほぼOKな『Linux for S/390』
日本アイ・ビー・エム(株)は、全社をあげてのオープン志向ということで、メインフレームで動くLinux『Linux for S/390』を展示。ほとんどのアプリケーションが“make”し直すだけで動作するということで、今年中には仕事に使えるレベルの物を出荷したいとしている。390で動作するLinuxを展示 |
Linuxリモート巡回監視システムと、Netfinity Linux SOHO サーバーを参考出品 |