日本アイ・ビー・エム(株)(以下IBM)は17日、CSKネットワークシステムズ(株)(以下CSK-Net)が同社のデータセンター用Webサーバに、メインフレーム「S/390」とLinuxを組み合わせて利用する計画であると発表した。これはメインフレームでLinuxアプリケーションを稼動させる国内初の試みという。
IBMは、カンファレンス「LinuxWorld Expo」などにおいて、S/390で動作する「Linux for S/390」のデモを見せてきた。そのS/390とLinuxの組み合わせが、商用ベースのデータセンターで現実に稼動することになる。組み合わせるLinuxディストリビューションは、11月中旬にβ版が公開される予定の「TurboLinux for S/390」だ。
CSK-Netはこの組み合わせの導入によって、これまで複数のサーバで展開してきたWebアプリケーションやメールなどのASPサービスを、S/390に統合する予定という。