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Corel LINUX OS上で、Windowsアプリケーションのリモート実行が可能に

2000年01月08日 00時00分更新

文● 沖中 弘史

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 カナダのCorelは、「Corel LINUX OS」に、米GraphOnの「Bridges」を統合することを発表した。これにより、「Corel LINUX OSはどのようなネットワーク上でもシームレスにWindowsアプリケーションを使用できる、初めてのLinuxディストリビューションとなる」という。

 GraphOnのBridgesは、ローカルマシン上からリモートマシン上のアプリケーションを実行するためのソフトウェア。対応するOSとして、Windows 95/98/NT、Linux、Solarisなどが挙げられている。また、同種のソフトウェアとして、英AT&T Laboratories CambridgeのVirtual Network Computing(VNC)がある。

 BridgesのLinux上のクライアントとWindows NT上のサーバを使用するためのライセンスを含んだCorel LINUX OS出荷は、2000年の中頃に予定されている。

Bridgesについて

1月11日追記
 BridgesとVNCはリモート実行のためのソフトウェアであること以外は、動作原理などを比べても、同種のソフトウェアとするのは語弊があるので注意されたい。

 VNCは、サーバ/クライアントが1対1の対応だが、Bridegsは1対多で使用できるようになっている。Bridgesの仕組みはX Window Systemと似ていて、ローカルのXサーバがリモートのXアプリケーションを表示するように、同製品を使用することによって、リモート上で動作するWindows NT上や、Linux(UNIX)上のアプリケーションをローカルのLinuxやWindowsのクライアントアプリケーションのウィンドウ上に表示することができる。つまり、Windows NT上にインストールされたアプリケーションを複数のLinuxシステムから実行することなどができるようになる。

 またBridgesは、サーバ/クライアントのリソース管理のためにソフトウェアが最適化されており、Bridegsの動作方法の特徴となっている。これは、「Bridegs Server Components」と呼ばれるもので、「Application Publishing Service」、「Program Window」、「Bridegs Display Server」、「Bridegs Components Server」、「Cluster Manager」から成り、リソースごとにサーバを用意することで、多数のクライアントからの負荷を分散させている。以上のことからも、BridegsとVNCは基本的な考え方が違うのがお分かりいただけると思う。

 また、クライアント/サーバで、対応しているOSは若干異なっている。

サーバ

  • Windows NT
  • Windows 2000
  • Solaris
  • Red Hat Linux
  • Corel LINUX OS

クライアント

  • Macintosh(※1)
  • Red Hat Linux
  • Corel LINUX OS
  • Solaris
  • Windows 95/98
  • Windows NT
※1 Macintoshについては、クライアントアプリケーションの記述が特にないが、Java 1.1環境でのJavaクライアントはサポートすると書かれているので、Javaクライアントで対応するものと思われる

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