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Corel Linux OS Second Editionが、8月15日に登場!

2000年08月05日 00時00分更新

文● 吉川

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 カナダのCorelは、同社のディストリビューション「Corel Linux OS」の最新版「Corel Linux OS Second Edition」を、8月15日から米国California州San Joseで開催される「LinuxWorld Conference & Expo/San Jose」でプレビューすると発表した。

また、それと同時に同社のWebサイトではダウンロード版も公開が開始される。

 Corel Linux OSは、Debian GNU/Linuxベースの、コンシューマをターゲットにしたディストリビューションで、Corelがカスタマイズを施したKDEの採用やWindowsネットワークとのシームレスな接続機能などで知られる(詳しくは、【関連記事】デスクトップ向けディストリビューションの本命!? Corel LINUXをレビューを参照のこと)。

Corel Linux OS画面写真
「Corel Linux OS 1.1」の「Corel File Manager」

 Corelは、LinuxOS(ディストリビューション)のみならず、オフィススイートの「Corel WordPerfect Office 2000 for Linux」や、フォトレタッチソフト「Corel PHOTO-PAINT for Linux」を出荷するなど、Linuxのデスクトップ市場開拓を積極的に押し進めている。日本国内では、(株)メディアヴィジョンのCorel事業部(通称:コーレル・ジャパン)によって「Corel LINUX OS 英語版」が標準小売価格9800円で販売されており、日本語版のCorel Linux OSも夏以降に登場する予定だ。こうしたCorelのLinux関連製品は、カナダのStormixによる「Storm Linux」(日本語版は今秋発売予定)や、Sun Microsystemsの「Star Office(日本語名:Sun Office)」とともに、日本語化への期待が大きいLinux関連ソフトウェアだといえる。

 LinuxWorld Conference & Expo/San JoseのCorelブースでは、Corel Linux OS Second Editionのほかにも、前述したCorel PHOTO-PAINT for LinuxやCorelDRAW9を含んだグラフィックスイート「CorelDRAW Graphics Suite for Linux」の展示も行なうという。日刊アスキー Linuxでは、「社長のりなめし実践記」でおなじみの宮原徹氏による現地レポートをお届けする予定だ。

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