入手方法
製品版
- Linux MLD III
- 7800円(販売:メディアラボ(株))
特徴
Windows上にLinux環境を構築
Windows 95/98のファイルシステムであるFAT16/32上に大きなファイルを1つ作成し、それをext2ファイルシステムとして使用する。つまり、WindowsのなかにLinux環境を構築するのである。WindowsからLinux環境へ切り替えるにはブートフロッピーディスクを利用するか、MS-DOSモードからLOADLIN(DOS上で動作するLinuxブートローダー)を利用して起動する。
設定不要の簡単インストール
FAT上にインストールされているext2領域にLoopデバイスを使ってマウントするため、Linuxパーティションの作成といった難しい(しかも、危険な)作業はいっさい不要である。さらに、デバイス情報などはWindowsのレジストリから取得して自動設定してくれるので、はじめに標準インストール(200Mbytes)かフルインストール(400Mbytes)かを選ぶだけで、IPアドレスさえも入力しなくてよい。
違和感のない完全なLinux環境
MLD IIIは、いろいろユニークな特徴を持つため、Linuxとしての使用に不安を感じるかもしれないが、心配は無用である。Netscape、Gimp、Mule、cannaなど主要なアプリケーションはほとんどインストールされる。また、特に設定しなくてもすぐに日本語入力が可能になるよう設定されている。しばらく使うと、そんな特殊な環境であることは忘れてしまうくらい本格的なLinux環境を提供してくれる。UNIXの入門書を兼ねたマニュアルも付属しており、気軽にLinuxを試してみたい方やWindowsを使う機会の多い方にはお勧めのパッケージである。
ディストリビューション名 | Linux MLD III | |
---|---|---|
対応ハードウェア | PC/AT互換機 | |
開発元 | メディアラボ(株) | |
最新バージョン | 3.0 | |
ベースディストリビューション | Red Hat Linux | |
収録ソフトウェア | カーネルバージョン | 2.0.35 |
libc(glibc)バージョン | glibc 2.0.7 | |
XFree86バージョン | 3.3.2 | |
日本語対応アプリケーション | ○ | |
X-TT | × | |
インストーラ | 日本語表示 | ○ |
ハードウェアの自動識別 | ○(※10) | |
パッケージ方式 | パッケージ形式 | rpm |
依存関係チェック | ○ | |
設定ツール(GUI) | ユーザー管理 | ○ |
ネットワーク管理 | ○ | |
パッケージ管理 | × | |
デスクトップ環境 | ○ | |
ランレベル/実行サービス | ○ | |
標準設定ファイルの有無 | bash | ○ |
X/標準ウィンドウマネージャ | ○/fvwm2 | |
入手方法など | オフィシャルサイト | http://www.mlb.co.jp/linux/ |
ミラーサイト(日本) | - | |
販売CD-ROM | Linux MLD III(販売元:メディアラボ(株)、7800円) |