入手方法
製品版
- Linux Linux
- 9800円(販売:メディアラボ)
書籍
- 『Live Linux入門 』臼田昭司 東野勝治 共著/オーム社/2900円
特徴
ハードディスク不要のLinux体験
Live Linuxの最大の特徴は、ハードディスクへのインストールは行わず、すべてCD-ROM上にあるバイナリを実行することでLinux環境を実現していることである。設定内容などはフロッピーディスクに保存しておき、ドライブに挿入しておけば、起動時に自動マウントされ、設定が読み込まれる。
本格的なLinux環境
CD-ROM上に構築されたLinux環境とはいえ、X Window System、日本語環境はもちろん、ApacheやSambaといったサーバアプリケーションやgcc、make、bisonといった開発ツールも利用でき、MLD IIIと同様こちらも本格的なLinux環境を体験できる。ただし、CD-ROMから利用するため、どうしてもハードディスクにインストールされたLinuxと同様のパフォーマンスは求められない。2度目のアクセスからは、キャッシュによって多少スピードの向上はあるものの、パフォーマンスを求めるならX Window Systemは利用しないなど、ある程度割り切った使い方が必要であろう。
アイデア次第で広がる使用用途
このLiveLinuxは、インストールしないでCD-ROMだけの利用が可能という特徴を持っているため、さまざまな用途に利用できるだろう。まず、思いつくのが初心者のLinux体験用である。ハードディスクにインストールされないので、気軽に試すことができる。
次に、ディスク故障などの緊急時の修復やバックアップにも利用できる。インストール時に作成するブートフロッピーディスクよりも多くのツールが利用できるので、問題解決が容易になるだろう。
ディストリビューション名 | Live Linux | |
---|---|---|
対応ハードウェア | PC/AT互換機 | |
開発元 | メディアラボ(株) | |
最新バージョン | 1.0 | |
ベースディストリビューション | Red Hat Linux | |
収録ソフトウェア | カーネルバージョン | 2.0.33 |
libc(glibc)バージョン | libc 5.3.12 | |
XFree86バージョン | 3.3.2 | |
日本語対応アプリケーション | ○ | |
X-TT | × | |
インストーラ | 日本語表示 | -(※17) |
ハードウェアの自動識別 | △(PCIカードのみ) | |
パッケージ方式 | パッケージ形式 | rpm |
依存関係チェック | ○ | |
設定ツール(GUI) | ユーザー管理 | ○ |
ネットワーク管理 | ○ | |
パッケージ管理 | ○(glint) | |
デスクトップ環境 | × | |
ランレベル/実行サービス | ○ | |
標準設定ファイルの有無 | bash | ○ |
X/標準ウィンドウマネージャ | ○/fvwm | |
入手方法など | オフィシャルサイト | http://www.mlb.co.jp/live/ |
ミラーサイト(日本) | - | |
販売CD-ROM | Live Linux(販売元:メディアラボ(株)、9800円) |