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ディストリビューション情報

1999年11月11日 00時00分更新

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 入手方法

 製品版

Linux Linux
9800円(販売:メディアラボ)

 書籍

  • 『Live Linux入門 』臼田昭司 東野勝治 共著/オーム社/2900円

 特徴

 ハードディスク不要のLinux体験

 Live Linuxの最大の特徴は、ハードディスクへのインストールは行わず、すべてCD-ROM上にあるバイナリを実行することでLinux環境を実現していることである。設定内容などはフロッピーディスクに保存しておき、ドライブに挿入しておけば、起動時に自動マウントされ、設定が読み込まれる。

 本格的なLinux環境

 CD-ROM上に構築されたLinux環境とはいえ、X Window System、日本語環境はもちろん、ApacheやSambaといったサーバアプリケーションやgcc、make、bisonといった開発ツールも利用でき、MLD IIIと同様こちらも本格的なLinux環境を体験できる。ただし、CD-ROMから利用するため、どうしてもハードディスクにインストールされたLinuxと同様のパフォーマンスは求められない。2度目のアクセスからは、キャッシュによって多少スピードの向上はあるものの、パフォーマンスを求めるならX Window Systemは利用しないなど、ある程度割り切った使い方が必要であろう。

 アイデア次第で広がる使用用途

 このLiveLinuxは、インストールしないでCD-ROMだけの利用が可能という特徴を持っているため、さまざまな用途に利用できるだろう。まず、思いつくのが初心者のLinux体験用である。ハードディスクにインストールされないので、気軽に試すことができる。

 次に、ディスク故障などの緊急時の修復やバックアップにも利用できる。インストール時に作成するブートフロッピーディスクよりも多くのツールが利用できるので、問題解決が容易になるだろう。

ディストリビューション名 Live Linux
対応ハードウェア PC/AT互換機
開発元 メディアラボ(株)
最新バージョン 1.0
ベースディストリビューション Red Hat Linux
収録ソフトウェア カーネルバージョン 2.0.33
libc(glibc)バージョン libc 5.3.12
XFree86バージョン 3.3.2
日本語対応アプリケーション
X-TT ×
インストーラ 日本語表示 -(※17)
ハードウェアの自動識別 △(PCIカードのみ)
パッケージ方式 パッケージ形式 rpm
依存関係チェック
設定ツール(GUI) ユーザー管理
ネットワーク管理
パッケージ管理 ○(glint)
デスクトップ環境 ×
ランレベル/実行サービス
標準設定ファイルの有無 bash
X/標準ウィンドウマネージャ ○/fvwm
入手方法など オフィシャルサイト http://www.mlb.co.jp/live/
ミラーサイト(日本)
販売CD-ROM Live Linux(販売元:メディアラボ(株)、9800円)
※17 インストールしないため不要

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