このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 20 次へ

ディストリビューション情報

1999年11月11日 00時00分更新

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 入手方法

 FTPサイト

  • ftp://ftp.cdrom.com/pub/linux/(公式FTPサイト)
  • ftp://SunSITE.sut.ac.jp/pub/archives/linux/slackware/(ミラーサイト)
  • ftp://mirror.nucba.ac.jp/mirror/slackware/(ミラーサイト)
  • ftp://mirror.nucba.ac.jp/mirror/slackware/(ミラーサイト)

 書籍

  • 『Run Run Linux第3版』はねひでや、やまだあきら、あべひろのぶ 共著/アスキー出版局/2900円
  • 『Slackware Linux 3.6.0サーバー構築入門』トップマネジメントサービス 著/ローカス/3600円
  • 『SlackwareでわかるLinux基本操作とインストール』Volkerding、Patrick・Reichard、Kevin・Foster‐Johnson、Eric 共著/(株)オーパス・ワン 訳/トッパン/4600円

 特徴

 Linux人気の立役者となって古参ディストリビューション

 Patric Volkerding氏が中心となって開発が進められている古参ディストリビューション(販売はWalnut Creek社)。最新バージョンはSlackware 7.0で、Linux kernel 2.2やGNOME、KDEなどを収録している。(最初のリリースがなされた1993年6月ごろ、すでに普及していたディストリビューション「SLS」に比べてインストーラがよくできていたことや、ネットワーク上でソースコードが公開されているなどの利点を持っていたため、多くの支持を受けた。

 古き良きUNIXの特徴を受け継ぐシステムまわり

 BSD UNIXに近いシステム構成や、設定ファイルの直接編集、tar+gz形式でのパッケージ配布など、現在主流となっているディストリビューションとは異なる部分も多い。特に、パッケージ管理コマンドpkgtoolは、パッケージ間の依存関係やバージョンを管理する機能も持っていないため、ユーザー各人が自分のシステム状態をしっかり把握し、新たにインストールするアプリケーションについてしっかり把握しておく必要がある。そういう意味では、初心者が使いこなすにはかなり難しいディストリビューションといえよう。ただし、これも「システムの見通しの良さ」という利点として受けとめ、愛用しているユーザーも多くいることも知っておきたい。

 アドオンプログラムによって利用可能な日本語環境

 真鍋敬士氏が中心となって開発されたJE(現、PJE)を利用することによって、日本語環境を手軽に利用することが可能である。

ftp://SunSITE.sut.ac.jp/pub/archives/linux/slackware/
ディストリビューション名 Slackware
対応ハードウェア PC/AT互換機
開発元 Patrick Volkerding氏
最新バージョン 7.0
ベースディストリビューション Slackware
収録ソフトウェア カーネルバージョン 2.2.13
libc(glibc)バージョン glibc 2.1.2
XFree86バージョン 3.3.5
日本語対応アプリケーション ×(※1)
X-TT ×
インストーラ 日本語表示 ×
ハードウェアの自動識別 ×
パッケージ方式 パッケージ形式 tar+gzip
依存関係チェック ×
設定ツール(GUI) ユーザー管理 ×
ネットワーク管理 △ (netconfig)
パッケージ管理 △(pkgtool)
デスクトップ環境
ランレベル/実行サービス ×
標準設定ファイルの有無 bash
X/標準ウィンドウマネージャ ○/Gnome(Enlightenment)/KDE
入手方法など オフィシャルサイト http://www.slackware.com/
ミラーサイト(日本)
販売CD-ROM -
※1 PJEをインストールすることで対応

前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 20 次へ

カテゴリートップへ

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード