このページの本文へ

2009年春に買う薄型テレビ

エコテレビで電気代を節約したい!

2009年03月11日 12時00分更新

文● 橋本 優/トレンド編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

ソニー BRAVIA V5/J5シリーズ

発表会の様子

発表会の様子

 ソニーはエコテレビとして40V型以上の「V5」と32V型以下の「J5」の2シリーズをリリースしている。ちなみに、ミドルレンジの多機能モデルとして「W5」「F5」の2シリーズも投入している。

 V5シリーズは、一般的に液晶テレビのバックライトに使われる「CCFL」(冷陰極管)よりも発光効率が良く、消費電力が低い「HCFL」(熱陰極管)を採用。

新開発のHCFL(上)はCCFL(中央)並みに極細だ

新開発のHCFL(上)はCCFL(中央)並みに極細だ

 HCFLは電極の構造上の理由で小型化(細型化)がしにくく、従来は照明用の蛍光灯などに使われていた。しかしソニーは外径約4mmという極細のHCFLを新たに開発し、V5シリーズに搭載したのだ。

本体側面にある「省エネスイッチ」

本体側面にある「省エネスイッチ」

 さらに本体側には電源ボタン以外に「省エネスイッチ」を搭載した。

 電気機器は、(待機状態ではなく)本体電源をオフにした場合でもコンセントに接続していればそれだけで電流が流れ、電力を消費する。

 つまり、究極の省電力は使わないときはコンセントを抜くことなのだが、コンセントを抜いた状態に限りなく近づけるのが省エネスイッチである。コンセントから電流が極力流れないようにすることで、消費電力を0.0001W未満に抑えられる。これは一般的な電力計では測定できないレベルとのことだ。

本体前面スピーカー部にある「人感センサー」

本体前面スピーカー部にある「人感センサー」

 そのほか、テレビの前の人の動きを感知する「人感センサー」も搭載。テレビの前から人が離れたり、30分以上身動きがない(寝込んだりする)と、自動で映像がオフになる。

記事掲載当初、「電源がオフになる」と記載いたしましたが、正しくは「映像がオフになる」誤りです。お詫びして訂正いたします(2009年3月11日)

 J5シリーズは、バックライトに従来よりも高効率の蛍光管を採用し、さらに液晶パネルを通過する光の効率を上げることで従来と同等の明るさを保ちながら電力を抑えた。省エネスイッチや人感センサーは搭載しない。

V5シリーズ
機種名 画面サイズ コントラスト比 消費電力 予想実売価格
KDL-46V5 46V型(フルHD) 3000:1 153W 28万円前後
KDL-40V5 40V型(フルHD) 3000:1 129W 21万円前後
J5シリーズ
機種名 画面サイズ コントラスト比 消費電力 予想実売価格
KDL-32J5 32V型 3000:1 84W 13万円前後
KDL-26J5 26V型 3000:1 70W 11万円前後
KDL-22J5 22V型 800:1 56W 9万円前後
KDL-19J5 19V型 1000:1 39W 8万円前後

カテゴリートップへ

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中