低消費電力をウリにした「エコテレビ」がほとんどの薄型テレビメーカーからリリースされているが、ついに、というかやっと東芝からも登場した。
バックライトの蛍光管を減らして省エネナンバーワン
「REGZA C8000」シリーズは、液晶パネルの偏光フィルムを改良し、より効率的にバックライトの光がパネルを通過するようにした。さらに従来よりも発光効率の高い蛍光管を利用することで蛍光管の本数を減らし、消費電力を低減した。
例えば42V型ワイドの機種では蛍光管18本から12本に減らし、消費電力は152W。2008年のモデル(CVシリーズ)と比べ、約32%の省電力化を実現した。これにより42V型では業界トップの年間低消費電力量を達成したという(省エネ法に定められた省エネ基準達成率は251%)。
東芝より発表内容の修正があり、一部文章を修正いたしました(2009年3月10日)
消費電力を抑えつつ、「おまかせドンピシャ高画質」(照明の種類や日の出、日の入り時刻、映像のシーンに合わせて画質を自動調整する機能)や倍速(120Hz)駆動、ピクセル単位の動き予測補正など、画質については妥協がない。
ラインアップは42V型ワイドの「42C8000」(実売予想価格21万円前後)、37V型ワイドの「37C8000」(18万円前後)、32V型ワイドの「32C8000」(14万円前後)。32C8000以外はフルHDパネルだ。
発売日は32C8000が3月25日、それ以外が4月下旬の予定。
なお、今回の新機種には録画機能は搭載されていないが、本日行なわれた発表会の会場ではHDD内蔵モデルも展示されており、録画モデルも近々に発表される見込みだ。