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松村太郎の「ケータイが語る、ミクロな魅力」第42回

ケータイが加速させるテレビ+ウェブの面白さ

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【今週の1枚】Yahoo! JAPAN for AQUOSでは、見慣れたYahoo! JAPANの画面がAQUOSに再現される。AQUOSケータイの「Y!」ボタンを長押しすると、メニュー選択なく、直接トップページが表示できる点は手軽だ

 最近の薄型テレビはEthernet端子とウェブブラウザーを内蔵しているモデルが多くなってきた。もっとも、パソコンでウェブを楽しんでいる人にとって、テレビからウェブを楽しむチャンスは少ないかもしれない。しかしそこには上質なウェブ体験が待っているかもしれない。その架け橋になるのが、ケータイなのである。


ケータイを利用して手軽にテレビ向けYahoo! JAPANを使う

 ソフトバンクモバイルの2008年夏モデル発表会で、「第5世代」として発表されたAQUOSケータイ SoftBank 923SH。孫正義社長は「AQUOSでYahoo! JAPAN閲覧時のリモコンとして使える」機能を紹介した。

Yahoo! JAPAN for AQUOSを紹介するソフトバンクモバイル孫正義社長。ケータイでの情報活動をリビングに持ち込む新しい取り組みとして紹介した

 これまでのケータイにもテレビリモコン機能はあった。番組表アプリに自分が使っているテレビのメーカーや世代を設定しておくと、番組を選べばそのチャンネルに切り替えてくれたり、音量調節をしてくれたり。番組録画予約ができるアプリもあった。

 しかしこのAQUOSケータイは違う。ソフトバンクユーザーにとって、端末にある「Y!」ボタンを普通に押せばYahoo!ケータイの画面に飛ぶことは定着している。新しい端末ではこの「Y!」ボタンをテレビに向けて長押しすれば、テレビの画面でYahoo! JAPANの画面が表示されるのだ。ここから先は、画面内のコンテンツを、ケータイをリモコン代わりにして閲覧。

 これはちょっと凝った仕組みで実現されている。

 まずケータイをリモコンとして活用する部分だが、ただ単に赤外線の信号を送っているわけではない。ケータイからYahoo! JAPAN for AQUOSを起動する際、「IrSS送信」というボタンを押す。IrSSとは、赤外線通信規格IrDAの通信速度を4Mbpsまでに向上させた双方向通信「IrSimple」の片方向版(IrSimple Shot)。

 「IrSSを利用して、信号を送っているのではなく、JPEGの画像にURLデータを埋め込んで送信するフォトリモという機能を活用しています。画像データ送信後は、自動的にリモコンアプリに変わり、シームレスに操作ができるようになっています」

ケータイ上のIrSS通信の画面

送信されたものがAQUOS上に表示された状態

 ヤフーでデジタルホームの企画を手がける菅泉尚史氏は、ケータイからテレビを操作する方法をそう紹介する。ちょうど、手元のケータイに表示されている画面を、テレビの中に拡大表示させる感覚だ。

ヤフー 事業推進本部 デジタルホーム事業室で、Yahoo! JAPAN for AQUOSを担当している菅泉尚史氏

 何が表示されるかわからないURLを送り込むよりも、何がテレビで起動するかを先にサムネイルで見せてくれる点は、ユーザーにとってうれしい対応である。

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