ケータイに近いダイヤル操作感
操作感では、背面にダイヤルが追加された点が見逃せない。カーソル自体が円形なのは従来機と同じだが、カーソル部分をダイヤル(コントローラーホイール)としてクルクル回せる。
構造的にIXY DIGITAL 3000 ISと同様だが、カーソルを含めた操作系が全体に右より担っている。特に、ダイヤルのリング部分がわずかに側面に飛び出している(実際は側面が丸くなっておりリング自体は飛び出していない)。
同時に、ボタン類も角の取れた滑らかな形状になった。それぞれのボタンの隙間は詰められており、縦位置にホールドすると、携帯電話機のような印象になる。
従来機ではFuncメニュー内にあったモードの多くが、ダイヤルをくるっと回転させるだけで設定できるようになった。手軽ではあるのだが、いつのまにかダイヤルに触ってしまい、フラッシュが不用意に発光することがあった(フルオートモードではデフォルトが自動発光になっている)。3000 ISも同様だが、ダイヤルの回転がもう少しクリック感のあるもののほうが良かった気がする。
DIGIC 4搭載による新機能は、基本的にIXY DIGITAL 3000 ISと同様。ただし、光学ファインダーを持たないため、マニュアル露出撮影とクイック撮影は利用できない。