「IXY DIGITAL 920 IS」は、昨年発売された「IXY DIGITAL 910 IS」(関連記事)の後継モデルだ。撮像素子は有効800万画素から有効1000万画素クラスに高画素化。IXYシリーズとしては珍しい広角28mm相当のズームレンズを搭載し、倍率も光学3.8倍から光学4倍に増した。
スリムなボディーに加え、光学ファインダーを省略することで搭載した3型の大型液晶ディスプレー、正面が丸みを帯びたデザインコンセプトなどは共通。これらに加え、最新の画像処理エンジンDIGIC 4やサーボAFも搭載している。
IXY DIGITAL 910 ISは側面から見ると楕円に近い印象だった。これに対してIXY DIGITAL 920 ISでは、曲面処理がかなり抑えられている。ボディー前面は反るようにせり出しており、指がかかりやすくなった。
IXY DIGITALでは、初期のモデルを除くとこういった指がかりを意図的に用意している機種は少なく、ストラップ留め具など付加パーツが指がかりを兼ねているものがほとんど。ボディー自体がグリップを意識したデザインとなったのは目新しい。
本体の厚さは23.6mmと、従来機(25.9mm)よりも薄くなった。しかし、ホールドしやすいボディーのため使いにくい印象はほとんどない。
