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ドリフトパッケージライトでラジドリに挑戦してみよう!

2008年08月15日 23時10分更新

文● KONG

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10:改造してみよう!塗装&LED電飾編

 モーター交換は定番だが、腕に自信があるならボディ塗装や、LED電飾もやってみたいところ。そんなわけで、塗装と電飾もやってみた。もちろんこれらの作業もメーカー保証外。とはいえ模型やラジコンを趣味にしてる人なら、それほど難しくないはずだ。

まずは塗装を剥がす。今回犠牲になってもらったのはカローラレビン AE86。塗装はIPA(イソプロピルアルコール)に漬けて剥がしてみた。が、漬けすぎてまだら模様に! なおIPAは有害なので使う際にはマスクと換気、そして手袋の着用をお忘れなく。細かいところは使い古しの歯ブラシなんかを使うとキレイに取れる

塗装完了

塗装工程はさっくり省略させて頂いて、塗装完了。塗装にはプラチック模型用が使用可能。ポリカボディ用はNGだ。今回はダイソーの100円スプレー缶にて塗装。ラメも入れてみたが、ちょっとラメは失敗かも

LEDは中輝度のものを今回は使用。抵抗は1/4Wのカーボン抵抗330Ωを取り付けた。これだとやや暗めになる。ちなみにLEDは流せる電流の上限があるのでそれを超えないよう抵抗値を設定する必要がある。たいていは20mA以下だ。ドリパケライトの場合、電池3本なので4.5V。使用したLEDの電圧降下(Vf)が1.8Vなので4.5-1.8=2.5V。電流を20mA以下にするには、2.5÷0.02=125Ωとなる。つまり125Ω以上の抵抗を付ければよい。今回は330Ωを付けたので消費電流は7mAとかなり控えめにしている。付けるなら200ないし220Ωくらいの抵抗が丁度いいかもしれない

LED取り付け加工

ボディはLEDを取り付けられるようになっていないので、自分で加工する必要がある。今回は固定にホットボンド(グルーガン)を使った。写真はリア部分の様子。マフラーにも穴をあけてLEDを仕込んでいる

LEDの電源を取り出すには基板にアクセスする必要がある。基板のカバーは三角形のネジが使われており、通常のドライバでは開かないようになっている

そこで携帯電話やニテンドーDSなどを分解する時に使う、先端が三角形(またはY字)になっているドライバを使うと簡単に開けられる。今回使用したのはパオックコーポレーションのPSD-05Cというドライバー。なお精密ドライバのマイナスでも強引に開けることは不可能ではないが、ネジがナメて外せなくなる恐れもあるので要注意

コネクタを取り付け

LEDの電源は、基板から直接配線を引き出してコネクタを取り付け着脱ができるようにした。今回はスイッチと連動させてないが、スイッチと連動するようにもできるので電子工作をやったことがある人は挑戦してみよう

完成♪

勢いで、R34 GT-RもLED電飾してみた。電飾する雰囲気が変わってカッコよくなるので、ハンダコテを握るのがキライじゃなければ、ぜひ挑戦してみてほしい

最後に

 最近のトイラジコンは本当によくできている。それでいて安い。ドリパケライトは3000円ほどするが、ノーマルなエアロRCなら実売で1000円以下で買えることもあり、ボディの完成度や気軽に改造を楽しめる、まさに「大人のオモチャ」なのである。
 もちろん改造だけではなく、ドリパケライト本来の遊び方、ラジドリをマスターするにも最適だ。意外かもしれないが、ドリパケライトで練習したあと、ホビーラジコンの方でドリフトをやってみたりすると「あれ?腕が上がってる?」と思ったりする。もちろん筆者のレベルが低いことは否定しないが、ともかくラジドリ初心者の練習素材としても非常に優秀な製品なのである。
 外でのラジコンは暑くて……雨が……時間が……とお嘆きのそこのアナタ。快適な室内でドラパケライトで遊んでみませんか?

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