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現役レーシングドライバーのかずみっちが教える、カートの始め方

カートやろうぜ! レンタルカートのススメ

2008年10月02日 20時00分更新

文● 三上和美 写真/hongo、編集部

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 一時期のガソリン価格高騰も落ち着いたとはいえ、やはりこのご時世に趣味でクルマを所有するというのは相当な覚悟が必要だ。だったらクルマを遊びに使うのはやめて、カートに挑戦してみるのはどうだろうか。それもお手軽に始められるレンタルカートで。今回は、現役プロレーシングドライバーの「かずみっち」こと、三上和美選手にレンタルカートの魅力を紹介してもらった。

レンタルカートはお手軽で楽しい!

 みなさん、初めまして。レーシングドライバーの三上和美です。クルマ好きにもクルマに興味ない人にもオススメで、もっとも手軽に始められるモータースポーツと言われている「レンタルカートの魅力」についてご紹介しちゃいます。

 普通、カートやレースといえば、お金のかかるちょっと贅沢な趣味と思われがちですよね? でも実は、普通にボーリングやカラオケに行くのと変わらない費用で楽しめるんですよ。TVゲームと違って、自分の体を使ってサーキットを走るわけだから運動不足も解消! バトルする相手がいれば、スケールこそ違うけれどプチF1気分!

カート

ボディは小さくても、手に汗握るデッドヒートが繰り広げられる!

 カートの車高はとても低くて、地面スレスレを走行するから体感速度は時速100km超。しかし実際には、長いストレートでも時速60kmくらいしか出ていなかったりするんです。その上、サーキットは安全面を十分考慮して設計されているから、危険走行さえ行なわなければ、トラブルがあってもマシンとドライバーにほとんどダメージはありません

 非日常的な速度で走れるレンタルカートは、普段の生活では味わえないエキサイティングな体験が気軽に楽しめてしまうというわけです。

 いざサーキットを走行すると、奥の深さに驚くはず。ハンドルは重いし、コーナリング速度は半端ない。遠心クラッチでハンドルとブレーキとアクセルしかなく、いわゆるAT(オートマ)的なシンプルな作りだけど、繊細なアクセルワークやハンドル操作が要求されるので頭を使って走らないとタイムが出ない。やっきになって走っていると、後ろから小学生にかる~く抜かれるなんて日常茶飯事。

カート

大人も子どももプロもアマも一緒になって楽しめる

 実は私をはじめ、レーシングドライバーの間でも「トレーニングの一環」として近くのレンタルカート場にブラ~っと走りに行く人は多いんですよ。本格的なレーシングカーと速度は全く違うけど、動体視力の向上・スピード感覚&筋力アップなど、様々な目的を持って定期的に訪れる人も結構いらっしゃいます。レンタルカート場でのプロドライバー遭遇率はスポーツクラブよりも断然高いので「ちょっとこの人プロっぽい」って感じたら、話しかけて友達になってしまうのも手かもしれませんね。

 そんな訳で、子供からお年寄り、アマチュアからプロまで楽しめるレンタルカートは、もっとも身近で入門的なレースが体験できるというわけです。

(次のページへ続く)

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