ドリフトパッケージライトを組み立てる
前置きが長くなったが、ドリフトパッケージライトを組み立ててみよう。そう、このトイラジコンは、完成状態ではなくキットの状態で売られている。組み立てが苦手という人もいるかもしれないが、部品はハメ込むだけで接着の必要は一切ない。また電池ホルダー以外はネジを使ってないので簡単に組み立て・分解が可能となっている。組み立て時間はゆっくりやっても15分、プラモデル経験者なら10分もあれば終わるだろう。
今回購入してきたのはイエローなR34 GT-R。実車は高くて手が出ないがヨドバシカメラでは2980円で販売中
では以下より実際の組み立て工程を写真で追いながら紹介しよう。
1:パッケージの中身を確認
箱から全部出した状態。部品類はダンボールの中に入っている
すべての部品を出した状態。並べてみると意外に多く感じるかも
2:モーターの取り付け
モーターを取り付ける。必要になるパーツは写真の通り
モーターはFA130クラスのものが2つ入っている。左のピニオンギヤが大きいモーターが駆動用、右の小さいピニオンギヤのモーターがステアリング用なので間違えないように。ステアリングモーターの表面には文字が刻印されているが、駆動用モーターには刻印がないので、これを目印にしてもよい
モーターを取り付ける前に、接触端子の部分を写真のように起こしておこう。左のように端子部分が寝ていると接触不良を起こすので、必ず右の写真くらいまで端子を起こすべし。角度は45度~60度くらいだろうか
これがドライブシャフト。シャフトにはプラスチックの軸受けが入っているので、これをシャーシに合わせて装着しよう
続いてモーターを取り付ける。ドライブシャフトのギヤと噛む方に駆動用(刻印なし)のモーターを、そうではない方にステアリング用のモーター(刻印あり)を取り付ける。奥までしっかり押し込もう。あとはフタをパチンと閉めて終わり
3:モーターの動作確認
説明書では次の組み立てに入るのだが、ココで先にモーターの動作確認をしておこう。全部組み立てたあとでモーターの接触不良をチェックするのは非常に面倒だからだ。まずはプロポの裏にあるフタを外し電池を“同じ向き”に入れる。並列接続?と思われるかもしれないが、中で直列にちゃんと接続されている。続いてバンド設定をする。ドリパケライトではA/B/Cのバンドを変えることができる。今回はとりあえずAとした
続いて本体に電池をセットする。電池ホルダーは2ヵ所あるのでプラスドライバで外そう。電池はやはり“同じ向き”にセットするが、これも内部で直列接続となっていたりする。電池は全部で3本搭載する
本体側にも当然バンド切り替えがある。ここはプロポと同じAを選んでおく。シャーシ背面に電源スイッチがあるので「ON」にしよう
プロポを動かして、2つのモーターがきちんと動くかどうかを確認しよう。もし2つとも動かない場合は、モーターの接触あるいはバンド設定、電池の向き、電池の容量をチェック。片方だけ動く場合は、確実にモーターの接触不良なので、モーターの端子をしっかり起こしておこう。なお端子を起こしすぎると逆に折れ曲がって接触不良の原因にもなるので要注意
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