パソコンとしての完成度は
確実に上がったTouchSmart PC
さて、TouchSmart PCである。
筆者はベルリンで6月上旬に開催されたHPのプライベートショーで、実機を見ている(関連記事:動画付き)が、第1世代の製品と比べると、非常にスタイリッシュで、完成度の高いパッケージに仕上がったな、というのが第一印象である。
まず印象的なのが本体の薄さ。ディスプレーは22インチ(解像度1680×1050ドット)と大型だが、厚さは66mmに抑えられている。背面には自立させるための台座が設けられているが、その角度を変えることで前後にチルトさせられる。脚の部分にはローラーが用意されていて、それほど力をかけずに、角度調整(垂直に対して10~45度)可能だ。
カラーはフロント部分がピアノブラック、側面がエスプレッソブラウンという濃茶。ディスプレーの下側が少し前にせり出しているが、これはカバンをイメージしたものだという。真横から見ると、銀色の枠取りされていることが分かるが、こちらはゼムクリップをイメージしている。
一体型の筐体に加え、無線LAN(IEEE 802.11/b/g/n)、無線キーボードなどを採用しているため、通常使用では電源ケーブル1本をつなぐだけでシンプルに設置できる点もいい。ディスプレーをもっとも立てた状態での奥行きは225mmほど。キーボードは脚の下に収納できるので、使用しない場合に無駄なスペースを食わない。また、キーボードライトを本体の下側に装備しており、暗い間接照明のリビングなどでも使いやすい。