日本時間の2008年6月16日22時に正式発表となったNVIDIAの最新GPU「GeForce GTX 280」を搭載したビデオカードが、明日18日から一斉発売となる。
最速のモンスターVGA「GeForce GTX 280」
「GeForce GTX 280」は、従来のハイエンドGPU「GeForce 9800 GTX」の上位に位置する新型GPU。詳細はコチラに詳しいが、簡単に「GeForce 9800 GTX」との違いも交えて紹介する。
「GeForce 8800 GTS 512」のオーバークロック版GPUともいえた「GeForce 9800 GTX」と異なり、「GeForce GTX 280」は大幅にパワーアップ。Stream Processor数は「GeForce 9800 GTX」の128基の倍近い240基。メモリインターフェースも256bit→512bitにアップされた。定格のコア/メモリ/シェーダークロックは602MHz/2214MHz/1296MHz(「GeForce 9800 GTX」は675MHz/2200MHz/1688MHz)。
その他、DirectX 10/Shader Model 4.0やインターフェイスがPCI Express 2.0、DDR3メモリ対応、ビデオ再生支援機能「PureVideo HD VP2」のサポートは従来通り。3枚差しの「3-way SLI」にも対応している。なお、消費電力は約236W、GPUの最高温度は105度というもので、モンスターVGAと呼ぶにふさわしい大食漢ぶりとなる。
カード本体は2スロット仕様の大型ファンを採用するもの。例によって各社とも違いのないリファレンスタイプとなる。外観と長さ約27cmというサイズは「GeForce 9800 GTX」とほぼ同じもので、搭載する大型ファンから吸気し、ブラケット部から排気するお馴染みの仕組み。
電源コネクターは「GeForce 9800 GX2」同様8ピン+6ピン仕様。また構造上、固定用のツメが入る空間がカバーによって制限されているため、ものによっては電源コネクタが接続できないということがあったが、今回は見る限りは解消してそうだ。
ブラケット部はDual DVI-I(DualLink対応)/HDTV-OUTという構成。SLI用コネクタにはゴム製のカバーが取り付けられている。
「明日登場はOC版を含めた3メーカー4モデル!」(次ページへ続く)