この機能はWindows Vistaの全エディション(Home Basic、Home Premium、Business、Enterprise、Ultimate)でお使いいただけます。
Windows XPでは、ユーザーが作成したファイルは「マイドキュメント」フォルダに保存されるようになっていた。Windows Vistaでは、この「マイドキュメント」フォルダという概念がなくなり、代わりに「ユーザー」フォルダが採用されている。
ユーザーフォルダには、「ドキュメント」や「ピクチャ」「ビデオ」などの個別フォルダが用意されており、文書や画像、動画などの保存に利用される。フォルダ名から「マイ」が取れているほか、フォルダの格納場所も変更された。Windows XPでは「C:¥Documents and Settings¥[ユーザー名]¥My Documents」だったが、Windows Vistaでは「C:¥Users¥[ユーザー名]」フォルダになっている。
オリジナルのデータをバックアップする目的で、マイドキュメントフォルダを起動パーティション(C:¥)以外に移動することがある。Windows XPなら、マイドキュメントフォルダのプロパティで変更すれば、「マイピクチャ」や「マイビデオ」などのフォルダも一括して移動できたが、Windows Vistaではこの方法が使えない。ユーザーフォルダは基本的に移動できず、中に格納されている「ドキュメント」や「ピクチャ」「ビデオ」などのフォルダを個別に移動する必要があるのだ。
各フォルダの移動方法はWindows XPのときと同様に、プロパティ画面から指定すればいい。
Vistaで一括移動ができなくなったのは、ユーザーフォルダの中に各アプリケーションのデータやテンポラリーファイルなども置かれるようになった(C:¥Users¥[ユーザー名]¥AppData)ためでもあろう。
この連載の記事
-
最終回
PC
次世代Windows「Windows 7」は早ければ09年末に登場 -
第99回
PC
8GB以上のメモリーを認識できる64bit Vista -
第98回
PC
Vista Ultimateのみの特典プログラムが用意 -
第97回
PC
Vista SP1ではデスクトップ検索が自由に選べる -
第96回
PC
効果が薄かったReadyBoostが改善された -
第95回
PC
SP1ではIEEE 802.11nなど新ハード・技術をサポート -
第94回
PC
SP1でユーザーアカウント制御(UAC)が改良された -
第93回
PC
リモートデスクトップ接続が高速化された -
第92回
PC
Vista SP1でファイル/フォルダコピーが高速になった -
第91回
PC
暗号化ファイルもバックアップできるように -
第90回
PC
ドライブを指定できるようになったデフラグ - この連載の一覧へ