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ここが変わったWindows Vista 100連発! 第83回

ドキュメントや画像の保存場所が変わった

2008年05月16日 10時00分更新

文● 柳谷智宣/アバンギャルド

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Windows XPの「マイドキュメント」フォルダ

Windows XPの「マイドキュメント」フォルダ

Windows Vistaの「ユーザー」フォルダ

Windows Vistaの「ユーザー」フォルダ

この機能はWindows Vistaの全エディション(Home Basic、Home Premium、Business、Enterprise、Ultimate)でお使いいただけます。

 Windows XPでは、ユーザーが作成したファイルは「マイドキュメント」フォルダに保存されるようになっていた。Windows Vistaでは、この「マイドキュメント」フォルダという概念がなくなり、代わりに「ユーザーフォルダが採用されている。

 ユーザーフォルダには、「ドキュメント」や「ピクチャ」「ビデオ」などの個別フォルダが用意されており、文書や画像、動画などの保存に利用される。フォルダ名から「マイ」が取れているほか、フォルダの格納場所も変更された。Windows XPでは「C:¥Documents and Settings¥[ユーザー名]¥My Documents」だったが、Windows Vistaでは「C:¥Users¥[ユーザー名]」フォルダになっている。

 オリジナルのデータをバックアップする目的で、マイドキュメントフォルダを起動パーティション(C:¥)以外に移動することがある。Windows XPなら、マイドキュメントフォルダのプロパティで変更すれば、「マイピクチャ」や「マイビデオ」などのフォルダも一括して移動できたが、Windows Vistaではこの方法が使えない。ユーザーフォルダは基本的に移動できず、中に格納されている「ドキュメント」や「ピクチャ」「ビデオ」などのフォルダを個別に移動する必要があるのだ。

Windows XPの「マイドキュメント」フォルダは、プロパティからまとめて移動できた

 各フォルダの移動方法はWindows XPのときと同様に、プロパティ画面から指定すればいい。

 Vistaで一括移動ができなくなったのは、ユーザーフォルダの中に各アプリケーションのデータやテンポラリーファイルなども置かれるようになった(C:¥Users¥[ユーザー名]¥AppData)ためでもあろう。

Vistaでの各ユーザーフォルダの移動方法

「ユーザー」フォルダに格納されているフォルダのプロパティを開き、「場所」タブの「移動」をクリックする

Vistaでの各ユーザーフォルダの移動方法

現在のフォルダの中身を移動するなら「はい」をクリックする

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