京都アニメーション制作のテレビアニメが大ヒット中の「CLANNAD」であるが、昨年夏に東映アニメーションが制作した「劇場版CLLANAD」が発売された。この劇場版は、フロンティアワークスの発売したコレクション・エディション、ジェネオンエンタテインメントのスペシャル・エディションと通常版の合計3種類。通常版には本編のみだが、コレクターズ・エディションとスペシャル・エディションには、それぞれ盛りだくさんの特典が付いている。ちなみに今回の「劇場版CLANNAD」は現在放送されているテレビ版と違い、原作を元に世界観や設定に大きく手が加えられている“もう1つのCLANNAD”と言ってもいい作品。監督を務めたのは「劇場版AIR」を手掛けた、日本アニメーション界の巨匠出崎統氏だ。出演声優は、主人公の岡崎朋也が野島健児と、テレビ版の中村悠一と違う以外は同じ声優となっている。
アソビットゲームシティのDVD/CDフロアでは、エスカレーターで昇ってすぐのエリアすべて使って大々的に販促を行なっていた。このエリアはビックタイトルが発売された場合でも、通常は半面づつ使うことが多いのだが、今回の「劇場版CLANNAD」では異例ともいえる全面を使用する展開となっていた。とはいっても並べられている商品は「劇場版CLANNAD」だけではなく、現在3巻まで発売されているテレビ版のDVDやテレビ版主題歌CDや映画版のサントラなどがあった。
またゲーマーズ本店では、2階のDVD/CD新譜で棚が使われていたほか、4階のゲームコーナーでも先日発売されたPC用ゲーム「CLANNAD FULL VOICE」とあわせて販売されていた。
ソフマップアミューズメント館では大きな展開は行なわれていなかったが、本店にはフロア担当者の気合が感じられる棚が作られていた。各店舗のスタッフともに「京都アニメーションの作品ではないが、非常によい作品に仕上がっているのでCLANNADファンは購入して損はない」という話だ。