このページの本文へ

シリーズ【疑問】 第14回

知らなきゃ損する! Vistaノート選びのポイント

2007年10月12日 22時13分更新

文● 宇野 貴教

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

3Dゲームをするなら「GeForce 8600M」搭載機が狙い目


Q ノートをテレビに使いたい。どこをチェックすればいい?
A テレビチューナーを標準搭載しているモデルを選択すればいい。今なら地上デジタルチューナーを搭載したモデルが多数あるので、これを選ぶといいだろう。外部ディスプレーや大型テレビがあるなら、これらと接続するためのHDMI端子があると便利だ。地デジ搭載ノートに好みの製品がない場合でも、ワンセグ搭載モデルや、ワンセグチューナーを購入すればテレビを見ることは可能だ。

Q 次世代DVDプレーヤーとして使いたい
A 光学ドライブにHD DVDドライブやBlu-rayディスクドライブを搭載したモデルを選べばいい。再生ソフトも付属しているので、確実に次世代DVDを楽しめる。そのほかのノートの場合、外付け次世代DVDドライブと再生ソフト、著作権保護技術のHDCPに対応したDVI端子、またはHDMI出力端子とHDCP対応外付けディスプレー、デュアルコアCPUなど、出費が大きくなるため現実的ではない。

 

Q 3Dゲームをプレイしたい
A 専用の3Dグラフィックスチップの搭載が必須だ。最新の3Dゲームを快適にプレイするにはデスクトップ向けのミドルクラス程度の性能は欲しいところであり、これを満たす「GeForce 8600M」または「Mobility Radeon HD2600」を採用しているモデルが狙い目となる。DirectX 8以前ベースのライトな3Dゲームであれば、「GeForce 8400M」や「Mobility Radeon X1600」でも十分プレイできるし、場合によってはGM965の内蔵グラフィックスチップでも問題ないだろう。

最新グラフィックスチップの読み方

最新グラフィックスチップの読み方



頻繁に持ち運ぶなら2kg以上はきびしい


Q 無線LANは何種類かあるみたいだけど、どれを選べばいい?
A 今いちばん普及しているスタンダードな規格はIEEE802.11b/gである。無線LAN搭載ノートであれば間違いなくIEEE802.11b/gが利用できるため、無線LANの規格は特に気にする必要はないだろう。ほかにも、データ転送速度が倍以上となり、障害物に強く、IEEE802.11b/gと互換性のある次世代規格IEEE802.11nを搭載したノートも登場しているので、こちらを選択肢に入れるのもよい。

Q ノートってどれくらいの重さなら持ち運びできる?
A 個人差はあるが、かばんに入れて歩くのであれば1.5kg以下が理想だ。1kg以下ならば長時間でもさほど苦にならず持ち運びできるだろう。2kgを超えると短距離移動でも厳しく、オフィスまたは自宅と車との移動程度が現実的である。

Q モバイルだとバッテリーはどれくらい持てばいい?
A モバイルノートであれば3~4時間以上のバッテリー駆動をうたっている製品が大半。この長さでも、長めの会議や通勤時に利用するといった用途なら十分だ。ただし、新幹線などで長時間移動する際に利用したり、取引先などでプレゼンを多くこなし、丸一日ACアダプターにつなげない状況がある営業マンなどには、いささか心許ない。利用形態にも左右されるが、このような人でも、カタログスペックで6時間あればかなり心強い。それでも不安があるという人は、念のためオプションバッテリーがあるかどうかをチェックしたい。

Q バッテリーは劣化するって本当?
A バッテリーは過充電と過放電で劣化し、持ちが悪くなっていく。基本的にバッテリーの寿命は1~2年程度と思っておいた方がいい。レッツノートやThinkPadには、100%まで充電しないことでバッテリーの劣化を防ぐツールがあり、できるだけバッテリーを長く使いたい人はこれらの機種がお勧めだ。

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン